出版社内容情報
ガルシア=マルケス『百年の孤独』を読者の代わりに読む「私」。ところがすぐに脱線し始めて……話題を呼んだ自主制作本を文庫化
内容説明
ガブリエル・ガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』を、読者であるあなたの代わりに「私」は読む。ところがつい話が横道に逸れて脱線してしまう。『それでも家を買いました』、ドリフターズのコント、『スタンド・バイ・ミー』、ドラゴンクエスト3、ミスタードーナツ、消息不明のA子…様々な記憶がマコンドの出来事と混ざり合い、「私」はいつしか「読む」ことの正体に近づいていく。驚異の自主制作本、ついに文庫化。
目次
第0章 明日から「『百年の孤独』を代わりに読む」をはじめます
第1章 引越し小説としての『百年の孤独』
第2章 彼らが村を出る理由
第3章 来る者拒まず、去る者ちょっと追う『百年の孤独』のひとびと
第4章 リズムに乗れるか、代わりになれないか
第5章 空中浮揚に気をつけろ
第6章 乱暴者、粗忽者ども、偏愛せよ
第7章 いつもリンパ腺は腫れている―大人のための童話
第8章 パパはアウレリャノ・ブエンディア大佐
第9章 マコンドいちの無責任男
第10章 NYのガイドブックで京都を旅したことがあるか?
第11章 ふりだし
第12章 レメディオスの昇天で使ったシーツは返してください
第13章 物語を変えることはできない
第14章 メメに何が起こったか
第15章 ビンゴ
第16章 どうして僕らはコピーしたいのか?
第17章 如何にして岡八郎は空手を通信教育で学んだのか?
第18章 スーパー記憶術
第19章 思い出すことでしか成し得ないものごとについて
第20章 代わりに読む人
著者等紹介
友田とん[トモダトン]
作家、編集者。1978年、京都府生まれ。ひとり出版社「代わりに読む人」代表。大学で経済学、大学院で数学(位相幾何学)を研究し2007年に博士(理学)を取得。企業でコンピュータサイエンスの研究者・技術者として勤務するかたわら、『『百年の孤独』を代わりに読む』を自主制作し発表。同書を書店に置いてもらうため営業(行商)しながら全国を巡る。その後「代わりに読む人」を立ち上げ、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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アキ
六点
はっせー
shikashika555
HaruNuevo