ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> 『百年の孤独』を代わりに読む

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『百年の孤独』を代わりに読む

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150506100
  • NDC分類 963
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ガルシア=マルケス『百年の孤独』を読者の代わりに読む「私」。ところがすぐに脱線し始めて……話題を呼んだ自主制作本を文庫化

内容説明

ガブリエル・ガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』を、読者であるあなたの代わりに「私」は読む。ところがつい話が横道に逸れて脱線してしまう。『それでも家を買いました』、ドリフターズのコント、『スタンド・バイ・ミー』、ドラゴンクエスト3、ミスタードーナツ、消息不明のA子…様々な記憶がマコンドの出来事と混ざり合い、「私」はいつしか「読む」ことの正体に近づいていく。驚異の自主制作本、ついに文庫化。

目次

第0章 明日から「『百年の孤独』を代わりに読む」をはじめます
第1章 引越し小説としての『百年の孤独』
第2章 彼らが村を出る理由
第3章 来る者拒まず、去る者ちょっと追う『百年の孤独』のひとびと
第4章 リズムに乗れるか、代わりになれないか
第5章 空中浮揚に気をつけろ
第6章 乱暴者、粗忽者ども、偏愛せよ
第7章 いつもリンパ腺は腫れている―大人のための童話
第8章 パパはアウレリャノ・ブエンディア大佐
第9章 マコンドいちの無責任男
第10章 NYのガイドブックで京都を旅したことがあるか?
第11章 ふりだし
第12章 レメディオスの昇天で使ったシーツは返してください
第13章 物語を変えることはできない
第14章 メメに何が起こったか
第15章 ビンゴ
第16章 どうして僕らはコピーしたいのか?
第17章 如何にして岡八郎は空手を通信教育で学んだのか?
第18章 スーパー記憶術
第19章 思い出すことでしか成し得ないものごとについて
第20章 代わりに読む人

著者等紹介

友田とん[トモダトン]
作家、編集者。1978年、京都府生まれ。ひとり出版社「代わりに読む人」代表。大学で経済学、大学院で数学(位相幾何学)を研究し2007年に博士(理学)を取得。企業でコンピュータサイエンスの研究者・技術者として勤務するかたわら、『『百年の孤独』を代わりに読む』を自主制作し発表。同書を書店に置いてもらうため営業(行商)しながら全国を巡る。その後「代わりに読む人」を立ち上げ、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

114
「百年の孤独」を読んでから本書を読んだ。著者の友田とんは、ひとり出版社「代わりに読む人」代表。「パリのガイドブックで東京を闊歩する」と同様に不思議な読後感。脱線に次ぐ脱線が特徴だが、とても心地いい。「百年の孤独」をより深く体感することが出来た。そもそも読むという行為に脱線という名の連想は付きものである。あらすじを要約した解説本の様でいて、全く読んだことのないジャンルの本。正確に読むということは、そもそも出来ないものであるのだ。「小説を代わりに読むことはできないというのは希望である。」とあとがきにあった。2025/01/19

六点

91
この度『百年の孤独』の文庫本が出ると聞き、副読本として購入した。ええ、『百年の孤独』は学生時代に読みましたが、内容は粗方忘れてしまっています。六点はただのガイド本と思いきや、あらすじはどんどん記憶に、それも本当にあったかどうだかわからないそれに侵食されていく。後藤明生の小説のようだな、と、思いきや、しっかり文中で言及されている。そうか、これはマジックリアリズム小説をガイドするという形を取ったマジックリアリズム小説であるのだなと、頓悟した。さあ、私の場合は本屋に走るのでは無く、Amazonの配送を急いで待つ2024/07/10

はっせー

49
『百年の孤独』。今年文庫化されて一番話題になった本であろう。そしてその話題から文庫を読んでみて挫折した人もいたと聞く。そんな人に本書をおすすめしたい。著者の友田さんが『百年の孤独』を代わりに読むというコンセプトで書かれている。単にあらすじを書いているだけではない。「読書のゆらぎ」まで書かれている。読めて良かった!2024/11/22

shikashika555

43
あの『百年の孤独』をこんなふうに解剖してしまえるのか(笑) 私が受けた読後感とは全く違うベクトル。そして斬新! 『百年の孤独』を読むのに『ニッポン無責任野郎』やこんまりの『ときめく片付けの魔法』を引き合いに出して来ているのだ! こんまり!! あのマコンドの、ブエンディア家の、秩序もへったくれもない空間にこんまりである。 余計にわからなくなりそうだ。でも楽しさは増す。 同じ本を読んで、全く違う解釈を聞く時のときめきは爆発的に大きくなる。 なんて楽しいんだろう。 2024/10/09

HaruNuevo

40
『1百年の孤独』と並行して読んだけど‥。なんだろうね、この本。 『百年の孤独』が自分にはほぼほぼ苦行だったので、『百年の孤独』にこれだけの情熱を傾けられるのが羨ましい。 こういうことを考える方もおられる、という意味ではとても興味深かった。 『百年の孤独』とは無関係にエッセイ的に読んだ方が自分には良かったのかもしれぬ。 それ以上語る資格は自分には無さそうだ。2024/10/15

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