ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> ハーバードの個性学入門―平均思考は捨てなさい

個数:

ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫
ハーバードの個性学入門―平均思考は捨てなさい

  • ウェブストアに35冊在庫がございます。(2025年06月23日 18時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150505370
  • NDC分類 141.93
  • Cコード C0111

出版社内容情報

身長や年収、家族像や幸福感まで、人の行動を縛る「平均」という概念。その問題点と、個性を発揮するための3原理を示す最新研究

内容説明

平均身長、平均点、平均年収…私たちは何ごとも「平均」と比べて判断する。だが、ハーバード教育大学院の研究者である著者は「平均は間違える」と断言し、神経科学と心理学、教育学をもとにした「個の科学」を提唱する。優秀者ばかり集めても低迷したNBAチームや、事務員を世界的バイヤーに育てたコストコの事例などから、仕事でも教育現場でも役立つ個の生かし方の3原理を提言する。

目次

第1部 平均の時代(平均の発明;私たちの世界はいかにして標準化されたか;平均を王座から引きずりおろす)
第2部 個性の原理(才能にはバラツキがある;特性は神話である;私たちは誰もが、行く人の少ない道を歩んでいる)
第3部 個人の時代(企業が個性を重視すると;高等教育に平均はいらない;「機会均等」の解釈を見直す)

著者等紹介

ローズ,トッド[ローズ,トッド] [Rose,Todd]
ハーバード教育大学院で心/脳/教育プログラムを指揮し、個性学研究所長を務める。“個人の機会最大化のためのセンター”共同設立者。高校中退後、10種類もの最低賃金労働に就き、怠け者で愚か者などと言われたどん底時代を経て、大学の夜間クラスに学び、ハーバード教育大学院で博士号を取得する。その後、世界的な研究者となるという規格外の経歴の持ち主。2016年に『ハーバードの個性学入門―平均思考は捨てなさい』を刊行し、“ワシントン・ポスト”紙などのベストブックに選出される

小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつお

15
個人の複雑性を重視する本。 本書は「平均」という概念が社会や個人に与える影響を批判し、多様性の重要性を説いている。①人はそれぞれ異なる特性を持ち、一面的な評価基準ではその全体像を捉えられないと指摘する。②教育や職場では、個々の特性に合わせたアプローチが求められる。③成功は他人と同じ基準を追うことではなく、自分の特性を理解し活かすことにある。本書は、多様性を尊重し、個人の潜在力を最大限引き出すための新たな視点を提供する一冊である。2024/12/10

Yodo

12
アメリカで全てのサイズが平均的な人を探したけれどいなかったと書いてある。身長、体重、腕の長さや、ウエストが平均値だからといって、お店に合うサイズの服が置いてがある、しか良い事も無いかもしれない。工場の品質管理で平均を使うのはよいけど、人に適用するのは悪だと書いてある。少しの差で、当時の学校教育が自分に合わなかったから平均は悪だと言っている論調だった。それでも頭のいい側として本まで書いているのに、何が気に入らないのか。そんな人の教育論ではあるけど、大学ではなく資格試験で単位を認めろと書いていた。2025/03/02

藤井宏

11
工業化にあたって、日本で売られている野菜のように規格どおりの人材が利用しやすいということで、皆と同じことをスケジュールどおりにやって、みんなより秀でていないといけないという大学を頂点とした学校システムがつくられた。でもそのような人材はすぐに取り換え可能ということで、企業の中には離職率が高く、そのコストがばかにならないところも多い。個人個人で知性にもばらつきがあり、一元的なテストで評価することはできないと説く。2020/03/15

大先生

10
「平均的な人間など誰もいない」これは驚きでした。私たちは平均思考・標準思考に毒されているのかもしれません。本来人間は、①才能にバラツキがあり、②置かれる環境や状況によりいろいろな顔があるもので、③成長スピードや経路は人それぞれです。例えば、数学は超得意でもコミュニケーションは超苦手、練習では超上手なのに本番に超弱い、人より時間は超かかるけど超良い仕事をする…こんな人がいたとしたら本当は優秀かもしれないのに社会では落ちこぼれとされるでしょう。平均思考は集団には有効でも、個人には必ずしも当てはまらないのです。2020/05/31

武井 康則

10
1940年代の末アメリカ空軍は事故防止のためにコクピットを見直し、まず4063人のパイロットの身体測定を実施する。身長や腕の長さなど10か所の値を取って平均しその範囲に収まる兵士が何人いるかと数えると、なんと0。3項目に絞り込んでも3.5%。平均とは何も示していなかったのだ。本書は平均という考え方の誕生、その発展の歴史、まず工場システムで使われ、教育界に浸透していく。しかしその実態は、空虚。まずデータの振幅が激しければ、無意味な数字になる。次に無意味な関連付けで一元化しすると無意味になる。2019/12/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13529285
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品