出版社内容情報
脳科学、生物学、行動経済学、宗教学、古銭学などさまざまな視点から、「お金」の起源と歴史、社会的役割の変化、未来の姿に迫る
カビール・セガール[セガール カビール]
著・文・その他
小坂 恵理[コサカ エリ]
翻訳
内容説明
私たちはなぜこれほど「お金」に翻弄されるのか?ウォール街の投資銀行家が、金融危機の渦中に抱いた難問に挑む。人類誕生以前にまで遡る貨幣のルーツ、前身は物々交換ではなく「債務」であるとする新説、金儲けで刺激される脳の秘密、「足るを知れ」と説く宗教の真意など、脳科学、生物学、行動経済学、歴史学、宗教学、古銭学ほか様々な視点からお金の起源とその未来を探る。
目次
第1部 精神―アイデアのルーツ(ジャングルは危険がいっぱい―交換の生物学的起源;私の心のかけら―お金の心理学的分析;借金にはまる理由―債務の人類学)
第2部 身体―お金の物質的形態(ハードな手ごたえ―ハードマネーの簡単な歴史;ソフトなのがお好き?―ソフトマネーの簡単な歴史;バック・トゥ・ザ・フューチャー―お金の未来)
第3部 魂―価値の象徴(投資家は天使のごとく―宗教とお金;貨幣は語る―お金に表現された芸術 ほか)
著者等紹介
セガール,カビール[セガール,カビール] [Sehgal,Kabir]
米電子決済サービス企業ファースト・データの企業戦略担当。元JPモルガンの新興市場部門ヴァイス・プレジデント。ダートマス大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒業。ジャズ・ミュージシャンでもあり、音楽プロデューサーとしてグラミー賞を2度受賞しているほか、共同執筆した児童書A Bucket of Blessingsはベストセラーとなった。米海軍予備役、外交問題評議会の任期付会員、大統領選挙戦のスピーチライターも務めている
小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家、慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。