ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> 羊飼いの暮らし―イギリス湖水地方の四季

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羊飼いの暮らし―イギリス湖水地方の四季

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150505288
  • NDC分類 645.4
  • Cコード C0198

出版社内容情報

イギリスの湖水地方で600年以上続く羊飼いの家系に生まれた著者が、美しくも厳しい自然と共存する伝統的な羊飼いの生活を綴る

ジェイムズ・リーバンクス[リーバンクス ジェイムズ]
著・文・その他

濱野 大道[ハマノ ヒロミチ]
翻訳

内容説明

太陽がさんさんと輝き、羊たちが山で気ままに草を食む夏。羊飼いたちのプライドをかけた競売市が開かれ、一年で一番の稼ぎ時となる秋。過酷な雪や寒さのなか、羊を死なせないように駆け回る冬。何百匹もの子羊が生まれる春。600年以上つづく羊飼いの家系に生まれ、オックスフォード大学に学んだ著者が、一家の歴史をたどりながら、厳しくも豊かな農場の伝統的な生活、そして湖水地方の真実をつづる。

目次

Hefted



著者等紹介

リーバンクス,ジェイムズ[リーバンクス,ジェイムズ] [Rebanks,James]
イギリス湖水地方の東部に暮らす羊飼い。オックスフォード大学卒業。ユネスコ世界遺産・持続可能な観光プログラムのアドバイザーも務める。2015年に発表した初の著書である『羊飼いの暮らし―イギリス湖水地方の四季』は、“サンデー・タイムズ”紙のNo.1ベストセラーとなり、“ニューヨーク・タイムズ”紙をはじめとする多数の有力紙誌で絶賛された

濱野大道[ハマノヒロミチ]
翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)タイ語および韓国語学科卒、同大学院タイ文学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MICK KICHI

71
湖水地方、コモン・ランドと呼ばれる共有地に放牧権を持つ、オックスフォード大卒の現役羊飼いの半生を綴った記録。もう何回も読み返したくなる魅力に溢れた素晴らしい本でした。四季に沿った章立てによって、毛刈り、放牧、干し草作り、越冬、種付け、様々な暮らしの風景を家族との絆を交え、ウイットに富んだ知的な語り口で表現してありました。単なる憧憬以上に人生への真の愛を知る人間の記録を垣間見れた喜びに浸れる。そんな圧倒的な感想があります。2018/07/29

Apple

52
多分本書は分類としてはエッセイに含まれる者だと思いますが、文学的側面においても優れているというか、魅力的で読ませる文章で描かれていると感じました。羊飼いとしての暮らしが都会での暮らしと違う点のひとつとして、刹那的な結果,成果が求められるのではなく、時間や自然の流れの一つとなることに重きがおかれているのかなと思いました。「牧畜の仕事を中心とした湖水地方の生活では、過去と未来はいつも隣り合わせで、互いに重なり合い、複雑に絡み合う」。羊たちの出産を手伝い、管理するところなど、途方もない労働だなと思いました2023/12/22

アナクマ

46
直截的なのに不思議と情感ある風景描写をまじえながら、羊飼いの仕事の夏秋冬春を追う。並行して、一族の物語、タフな仕事によって育まれる著者の成長と信念を巧みに織り込む。その構成が見事。◉都市的・近代的な目線からは「しきたり、しがらみ、重労働」か「一方的な憧憬」をもって語られがちな農村地域。そこに深く根を張る土着者からの、静かな語り。◉読了前だが、ベストテン入り間違いなし。これは一次産業文学のマスターピース。本書のどこに魅かれるのか、じっくり考えよう。2019/03/24

アナクマ

43
再読。◉共有地の活用を悲劇にしない(つまり保続的に利用する)条件として、管理のための「規則や慣習が不可欠」。そして「相互の信用格付けチェックが機能し続ける」こと。これらを古臭い因習だと切り捨てたい方々は、本書をどう読むだろう。「手っ取り早い利益よりも誠実な人間としての名声や評判のほうがずっと大切だ」という価値観は、SNS時代の今こそ広く共有できるのではないか(問題は匿名性。私も匿名だ)◉冒頭からワーズワースを引き合いに出し、本の力による「場所の再定義」は可能、という著者の気づきに、瑞々しい希望を感じる。2019/09/18

たま

41
アーサー・ランサムの作品が好きで湖水地方にも行ったので興味をそそられ読んだ。面白かった。著者は湖水地方の羊飼いの家庭に生まれ今も牧畜を営む。著者によれば湖水地方の風景は、(数)千年前から牧畜民が作りあげてきたもの。美しいが厳しい自然、たゆまぬ労働、代々受け継がれる牧畜のわざ、家族の愛と葛藤を見事に描き出している。日本と違うのは子どもが家土地動物を丸ごとは相続しないこと。技術を身に付けた子どもは貯めた金で群れを買い一人立ちする。著者自身は中等教育から一度落ちこぼれながらもオクスフォード大に進学した変わり種2022/03/09

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