内容説明
目の前のマシュマロを我慢できるかどうかで子どもの将来が決まる?人の一生をIQ以上に大きく左右する「意志の力」。その核心は、私たちの脳に備わる二つの認知システム=思慮深い「クールシステム」と衝動的な「ホットシステム」とのせめぎ合いにあった。ではそれらをうまく手なずけ、人生を成功にみちびく方法は?行動科学史上最も有名な実験の生みの親が、半世紀にわたる追跡調査の成果を明かす。
目次
第1部 先延ばしにする能力―自制を可能にする(スタンフォード大学のサプライズ・ルームで;彼らはどうやって成し遂げるのか?;ホットに考える/クールに考える ほか)
第2部 保育園時代のマシュマロから老後の資金まで(成功の原動力―「できると思う!」;将来の自分;「今、ここ」を乗り越える ほか)
第3部 研究室から実生活へ(マシュマロと公共政策;中核戦略を応用する;人間の本質)
著者等紹介
ミシェル,ウォルター[ミシェル,ウォルター] [Mischel,Walter]
1930年、ウィーンに生まれる。ナチスから逃れるため幼少時にアメリカへ移住。コロラド大学、ハーバード大学、スタンフォード大学で教鞭をとったのち、現在はコロンビア大学の心理学教授を務める。専門はパーソナリティ理論、社会心理学。2015年、社会に大きな利益をもたらす連邦資金受給基礎研究に贈られるゴールデン・グース賞を受賞した
柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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