出版社内容情報
ピュリッツァー賞&ガーディアン賞受賞! 各界で絶賛を浴びた傑作ノンフィクション
20世紀に入り、怪物「がん」と闘うには「治療」という攻撃だけでなく「予防」という防御が必要なことが明らかになる。かくて、がんを引き起こす最大の犯人として「たばこ」が指名手配されるが……。一方、がんを治す「新薬」をめぐって巨大企業、患者、医 師、研究者とのあいだでは駆け引きが続いていた。さらに分子生物学の進歩はこの病の根源的な原因に迫っていく。人類の壮絶な闘争史を刻んだ歴史的名著。解説/仲野徹
シッダールタ・ムカジー Siddhartha Mukherjee
腫瘍内科医、がん研究者。現在、コロンビア大学医科大学院准教授、およびコロンビア大学メディカル・センターの指導医。1970年、インドのニューデリー生まれ。スタンフォード大学(生物学専攻)、オックスフォード大学(ローズ奨学生。免疫学専攻)、ハー バード・メディカル・スクール(医学専攻)を卒業。
デビュー作となる本書(2010年)は《タイム》誌の「オールタイム・ベストノンフィクション」に選ばれたほか、ピュリッツァー賞、PEN/E・O・ウィルソン賞、ガーディアン賞などを受賞した。2015年には本書をもとにPBS(米公共放送)の連続ドキュメンタリ ー番組が制作されている。次作The Gene: An Intimate History(2016)も早川書房より邦訳刊行予定。
内容説明
20世紀に入り、怪物「がん」と闘うには「治療」という攻撃だけでなく「予防」という防御が必要なことが明らかになる。かくて、がんを引き起こす最大の犯人として「たばこ」が指名手配されるが…。一方、がんを治す「新薬」をめぐって巨大企業、患者、医師、研究者とのあいだでは駆け引きが続いていた。さらに分子生物学の進歩はこの病の根源的な原因に迫っていく。人類の壮絶な闘争史を刻んだ歴史的名著。
目次
第4部 予防こそ最善の治療(「まっくろな棺」;皇帝のナイロンストッキング;「夜盗」 ほか)
第5部 「われわれ自身のゆがんだバージョン」(「単一の原因」;ウイルスの明かりの下で;「サーク狩り」 ほか)
第6部 長い努力の成果(「何一つ、無駄な努力はなかった」;古いがんの新しい薬;紐の都市 ほか)
アトッサの闘い
著者等紹介
ムカジー,シッダールタ[ムカジー,シッダールタ] [Mukherjee,Siddhartha]
医師、がん研究者(血液学、腫瘍学)。1970年、インドのニューデリー生まれ。スタンフォード大学(生物学専攻)、オックスフォード大学(ローズ奨学生。免疫学専攻)、ハーバード・メディカル・スクールを卒業。現在、コロンビア大学メディカル・センター准教授。デビュー作となる『がん―4000年の歴史』(2010年)はピュリッツァー賞、PEN/E・O・ウィルソン賞、ガーディアン賞などを受賞し、“タイム”誌の「オールタイム・ベストノンフィクション」に選ばれた
田中文[タナカフミ]
東北大学医学部卒、医師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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