ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> がん―4000年の歴史〈下〉

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がん―4000年の歴史〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150504687
  • NDC分類 491.65
  • Cコード C0147

出版社内容情報

ピュリッツァー賞&ガーディアン賞受賞! 各界で絶賛を浴びた傑作ノンフィクション
20世紀に入り、怪物「がん」と闘うには「治療」という攻撃だけでなく「予防」という防御が必要なことが明らかになる。かくて、がんを引き起こす最大の犯人として「たばこ」が指名手配されるが……。一方、がんを治す「新薬」をめぐって巨大企業、患者、医 師、研究者とのあいだでは駆け引きが続いていた。さらに分子生物学の進歩はこの病の根源的な原因に迫っていく。人類の壮絶な闘争史を刻んだ歴史的名著。解説/仲野徹

シッダールタ・ムカジー Siddhartha Mukherjee
腫瘍内科医、がん研究者。現在、コロンビア大学医科大学院准教授、およびコロンビア大学メディカル・センターの指導医。1970年、インドのニューデリー生まれ。スタンフォード大学(生物学専攻)、オックスフォード大学(ローズ奨学生。免疫学専攻)、ハー バード・メディカル・スクール(医学専攻)を卒業。
デビュー作となる本書(2010年)は《タイム》誌の「オールタイム・ベストノンフィクション」に選ばれたほか、ピュリッツァー賞、PEN/E・O・ウィルソン賞、ガーディアン賞などを受賞した。2015年には本書をもとにPBS(米公共放送)の連続ドキュメンタリ ー番組が制作されている。次作The Gene: An Intimate History(2016)も早川書房より邦訳刊行予定。

内容説明

20世紀に入り、怪物「がん」と闘うには「治療」という攻撃だけでなく「予防」という防御が必要なことが明らかになる。かくて、がんを引き起こす最大の犯人として「たばこ」が指名手配されるが…。一方、がんを治す「新薬」をめぐって巨大企業、患者、医師、研究者とのあいだでは駆け引きが続いていた。さらに分子生物学の進歩はこの病の根源的な原因に迫っていく。人類の壮絶な闘争史を刻んだ歴史的名著。

目次

第4部 予防こそ最善の治療(「まっくろな棺」;皇帝のナイロンストッキング;「夜盗」 ほか)
第5部 「われわれ自身のゆがんだバージョン」(「単一の原因」;ウイルスの明かりの下で;「サーク狩り」 ほか)
第6部 長い努力の成果(「何一つ、無駄な努力はなかった」;古いがんの新しい薬;紐の都市 ほか)
アトッサの闘い

著者等紹介

ムカジー,シッダールタ[ムカジー,シッダールタ] [Mukherjee,Siddhartha]
医師、がん研究者(血液学、腫瘍学)。1970年、インドのニューデリー生まれ。スタンフォード大学(生物学専攻)、オックスフォード大学(ローズ奨学生。免疫学専攻)、ハーバード・メディカル・スクールを卒業。現在、コロンビア大学メディカル・センター准教授。デビュー作となる『がん―4000年の歴史』(2010年)はピュリッツァー賞、PEN/E・O・ウィルソン賞、ガーディアン賞などを受賞し、“タイム”誌の「オールタイム・ベストノンフィクション」に選ばれた

田中文[タナカフミ]
東北大学医学部卒、医師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こーた

136
わたしの母は、いまのわたしほどの年齢でがんを患い、胃の三分の二ほどを切除した。精密検査の結果が出た日、まるで出来の悪い漢字テストでも見せるかのように、がんだった!と陽気に報告し、手術で入院するまでの間には元気にスキー旅行にも出かけていった。母本人が、そんな持ち前の快活さで軽く乗り越えてしまったせいもあって、わたしはすっかり忘れてしまっていた。彼女の生還(そう、まさに生還といっていい)がいかに奇跡的で、運がよかったのかということを。同時にわたしたちは感謝しなければならない。(1/3)2018/01/30

ヘラジカ

46
ただ只管に恐ろしく凶悪なイメージであった癌という病について、この一冊によって信じられないくらいに理解度を上げることが出来た。のみならず、全人類を苦しめる共通の敵との壮大な戦いを描いたノンフィクション、科学と歴史の物語としても素晴らしく読ませる。後半の遺伝学的な説明には中々苦戦したものの、タバコ業界やチャリティー活動などの社会的な面を取り上げた章は下手な小説より面白かったくらいだ。名著として有名であったが期待に違わず。少ない言葉では語りつくせない充実の書である。オーディオブック版との併読で時間をかけて読了。2024/05/01

うえぽん

45
腫瘍内科医が2010年に人類のがんとの闘いの4000年史を綴った大作。紀元前2500年に治療法はないと匙を投げられた病について、黒胆汁の過剰が原因と誤解された長い期間を経て、腫瘍の外科的切除が万能とされた時期とその後の放射線治療や化学治療が競争的に誕生した経過も簡明に説明。中盤ではがん撲滅運動が寄与した研究資金の増加、肺がん予防を巡るたばこ産業との対立に係る記述も。終盤に遺伝子の突然変異というがんの原因の特定とゲノム解析による分子標的治療薬の開発の流れが書かれ、希望を持てる。自身と家族のためにも読むべき。2025/05/31

活字の旅遊人

37
タバコとの闘いから下巻は始まる。がんの原因究明と予防だ。原因のひとつと考えられたウイルスについて切り込む中で、同じ学会でも「原因」と「治療」との領域間に「分厚い壁」があるようだったという指摘があった。佐藤秀峰の「ブラックジャックによろしく」で出てきた、「隣の医局は外国より遠い」という話と重なった。遺伝子や疫学の話もよい勉強になった。新薬の試し方が、上巻の時代と大違いなのも印象的だった。尚、日本人は数人しか紹介されないが、2010年の書き上げであり、あと数年遅ければ、ニボルマブが紹介されたと信じている。2021/02/03

モトラッド

37
★★★ 数千年にわたるガンとの闘いを、詳細に綴ったドキュメンタリー。人間と一心同体であるため、完璧な撲滅はあり得ない事が、良く分かりました。2020/05/15

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