ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> がん―4000年の歴史〈上〉

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がん―4000年の歴史〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150504670
  • NDC分類 491.65
  • Cコード C0147

出版社内容情報

ピュリッツァー賞&ガーディアン賞受賞! 各界で絶賛を浴びた傑作ノンフィクション
紀元前から現代まで、4000年にわたって人々を苦しめてきた「がん」。古代エジプトの医師イムホテプが「治療法はない」と述べたその腫瘍を、医聖ヒポクラテスは「カルキノス(「カニ」)」と名づけ、19世紀の外科医は「あらゆる病の皇帝」と怖れた。患者、 医師たちの苦闘のドラマを通して、謎めいた病魔の真の姿を浮かびあがらせ、ピュリッツァー賞ほか各賞を総なめにした傑作ノンフィクション。『病の皇帝「がん」に挑む』改題

シッダールタ・ムカジー Siddhartha Mukherjee
腫瘍内科医、がん研究者。現在、コロンビア大学医科大学院准教授、およびコロンビア大学メディカル・センターの指導医。1970年、インドのニューデリー生まれ。スタンフォード大学(生物学専攻)、オックスフォード大学(ローズ奨学生。免疫学専攻)、ハー バード・メディカル・スクール(医学専攻)を卒業。
デビュー作となる本書(2010年)は《タイム》誌の「オールタイム・ベストノンフィクション」に選ばれたほか、ピュリッツァー賞、PEN/E・O・ウィルソン賞、ガーディアン賞などを受賞した。2015年には本書をもとにPBS(米公共放送)の連続ドキュメンタリ ー番組が制作されている。次作The Gene: An Intimate History(2016)も早川書房より邦訳刊行予定。

内容説明

紀元前から現代まで4000年にわたって人々を苦しめてきた病「がん」。古代エジプトの医師イムホテプが「治療法はない」と述べたその腫瘍を、医聖ヒポクラテスは「カルキノス(「カニ」)」と名づけ、19世紀の外科医は「あらゆる病の皇帝」と怖れた。患者、医師たちの苦闘のドラマを通して、謎めいた病魔の真の姿を浮かびあがらせ、ピュリッツァー賞ほか各賞を総なめにした傑作ノンフィクション。

目次

第1部 「沸き立たない黒胆汁」(「血液化膿症」;「ギロチンよりも飽くことを知らない怪物」;ファーバーの挑戦状 ほか)
第2部 せっかちな闘い(「社会を形成する」;「化学療法の新しい友人」;「肉屋」 ほか)
第3部 「よくならなかったら、先生はわたしを見捨てるのですか?」(「われわれは神を信じる。だがそれ以外はすべて、データが必要だ」;「微笑む腫瘍医」;敵を知る ほか)

著者等紹介

ムカジー,シッダールタ[ムカジー,シッダールタ] [Mukherjee,Siddhartha]
医師、がん研究者(血液学、腫瘍学)。1970年、インドのニューデリー生まれ。スタンフォード大学(生物学専攻)、オックスフォード大学(ローズ奨学生。免疫学専攻)、ハーバード・メディカル・スクールを卒業。現在、コロンビア大学メディカル・センター准教授。デビュー作となる『がん―4000年の歴史』(2010年)はピュリッツァー賞、PEN/E・O・ウィルソン賞、ガーディアン賞などを受賞し、“タイム”誌の「オールタイム・ベストノンフィクション」に選ばれた

田中文[タナカフミ]
東北大学医学部卒、医師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こーた

124
病の皇帝、がん。老化と密接に関わるその疾患は、人間の寿命が延びるとともに、その牙を剥きはじめる。人体のあらゆる部位にあらわれ、隠れるように転移し、ときに薬にも抵抗する。手をかえ品をかえ、自己の増殖という目的へむかって邁進するがん細胞は、じつに組織的で、いっこの巨大な社会のようでさえある。がんは単一の疾患ではなく、疾患群。ならばわれわれ人類も、団結して挑まねばなるまい。医師ががんを発見し、数える方法を編み出す。科学者が薬を見つけ、あらゆる組み合わせを試す。資産家が世論と政治家へ訴えかけ、研究費を調達する。⇒2018/01/19

うえぽん

45
腫瘍内科医が2010年に人類のがんとの闘いの4000年史を綴った大作。紀元前2500年に治療法はないと匙を投げられた病について、黒胆汁の過剰が原因と誤解された長い期間を経て、腫瘍の外科的切除が万能とされた時期とその後の放射線治療や化学治療が競争的に誕生した経過も簡明に説明。中盤ではがん撲滅運動が寄与した研究資金の増加、肺がん予防を巡るたばこ産業との対立に係る記述も。終盤に遺伝子の突然変異というがんの原因の特定とゲノム解析による分子標的治療薬の開発の流れが書かれ、希望を持てる。自身と家族のためにも読むべき。2025/05/31

ヘラジカ

41
癌と人類の戦いの歴史。まだ上巻を読み終えて下巻を数章読み終えただけだが、この病気について驚くほど詳しくなっている気がする。一つの病を取っても、これだけ多くの人々が関わって今の医療があるのだと考えると感慨深い。詳細な感想は下巻読了後に。2024/01/21

活字の旅遊人

38
現役の研究者が書いた「がん」との闘いの歴史。病理の教科書では決して分からない、基礎・臨床の医療者と患者との思いが込められている。訳者も医師・翻訳家という肩書き。日本の山極勝三郎に触れられていないのは、寂しいな。印象的だったのは、マンハッタン計画に代表される戦争のための、任務遂行のための研究から、自主的な基礎研究にアメリカが移行してく話。ショービジネスに乗って世間に訴え、資金を獲得する話。そして治験と疫学とが発展していく話。あと、毒ガスの話。アメリカの強さが際立つのも分かる。下巻や『遺伝子』も楽しみだ。2021/01/28

てつ

36
頑張って読んだが専門用語と人名が複雑で半分以上わからない。とりあえず下巻も頑張ります。2020/12/03

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