出版社内容情報
現代の傭兵「民間軍事会社」が暗躍する戦場の現実をえぐり出す、今こそ読みたい傑作。
内容説明
イラク戦争で急成長を遂げた民間軍事(警備)会社。その一員となった人々は、現代の傭兵として、戦場で要人の警護、物資輸送の護衛などの任務に就く。正規軍の代役となる彼らの需要はきわめて多く、報酬も破格。しかし、常に死と隣り合わせで、死亡しても公式に戦死者と認められない。法律に規制されない血まみれのビジネスの驚くべき実態と、新しい形の傭兵たちの過酷な現実。ピュリッツァー賞を受賞した記者が放つ衝撃作。
目次
プロローグ 国境にて
1 社会勉強株式会社
2 きょうはだれかを殺したい
3 最後の旅路
4 われわれは軍を護っている
5 あなたがたの物語
6 おまえはこれから死ぬんだ
7 おまえの血族
8 権限の範囲:神と同一
9 人質問題
10 特殊警備にはブラックウォーター
11 死をも乗り越える信仰
エピローグ 知恵の書
著者等紹介
ファイナル,スティーヴ[ファイナル,スティーヴ] [Fainaru,Steve]
“ボストン・グローブ”紙記者として11年勤務した後、2000年から“ワシントン・ポスト”紙記者となる。2004年から同紙特派員としてイラク戦争をレポートし、その記事によって2006年ピュリッツァー賞(国際報道部門)の最終候補となった。その後もイラクにおける民間軍事会社についての深く掘り下げた報道を続け、2008年ピュリッツァー賞(国際報道部門)を受賞した
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年生、早稲田大学商学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モモのすけ
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