出版社内容情報
人の理解を拒む無限の謎と、その秘密を垣間見て精神を病んだカントールらの数奇な生涯
内容説明
数学に無限は付きもののように思えるが、では無限は数なのか?数だと言うならどのくらい大きい?実は無限を実在の「モノ」として扱ったのは19世紀の数学者、ゲオルク・カントールが初めてだった。カントールはそのために異端のレッテルを張られて苦しみ、無限に関する超難問を考え詰めたあげく精神を病んでしまう…常識が通用しない無限のミステリアスな性質と、それに果敢に挑んだ数学者群像を描く傑作科学解説。
目次
ハレ
無限の発見
カバラ
ガリレオとボルツァーノ
ベルリン
円積問題
学生時代
集合論の誕生
最初に出会う無限
「我見るも、我信ぜず」
悪意に満ちた妨害
超限数
連続体仮設
シェイクスピアと心の病
選択公理
ラッセルのパラドックス
マリエンバート
ウィーンのカフェ
一九三七年六月十四日から十五日にかけての夜
ライプニッツ、相対性理論、アメリカ合衆国憲法
コーエンの証明と集合論の未来
ハルクの無限の輝き
付録 集合論の公理
著者等紹介
アクゼル,アミール・D.[アクゼル,アミールD.] [Aczel,Amir D.]
カリフォルニア大学バークレー校にて数学を専攻。オレゴン大学で統計学の博士号を取得。ベントレー大学統計学准教授などを経て、サイエンスライターに。数理科学や科学者の伝記を織り交ぜた作品には定評がある
青木薫[アオキカオル]
1956年生、京都大学理学部卒業、同大学院修了。理学博士、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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