ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> ファスト&スロー―あなたの意思はどのように決まるか?〈下〉

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ファスト&スロー―あなたの意思はどのように決まるか?〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150504113
  • NDC分類 141.8
  • Cコード C0111

内容説明

私たちは日々どのように意思決定を行なっているのだろうか?カーネマンによると、直感的で感情に根ざす「速い思考」と合理的で努力を要する「遅い思考」の相互作用だという。二つの思考の特徴を分析し、人がいかに錯覚に陥りやすく不合理な決定を行なうかを浮彫りにする。プライベートやビジネス、政治における、よりよい決断への道筋を示し、あなたの人間観、世界観を一変させる21世紀の新たな古典。

目次

第3部 自信過剰(承前)(エキスパートの直感は信用できるか;外部情報に基づくアプローチ;資本主義の原動力)
第4部 選択(ベルヌーイの誤り;プロスペクト理論;保有効果;悪い出来事;四分割パターン;めったにない出来事;リスクポリシー;メンタル・アカウンティング;選好の逆転;フレームと客観的事実)
第5部 二つの自己(二つの自己;人生は物語;「経験する自己」の幸福感;人生について考える)

著者等紹介

カーネマン,ダニエル[カーネマン,ダニエル] [Kahneman,Daniel]
認知心理学者。プリンストン大学名誉教授。専門は意思決定論および行動経済学。1934年テルアビブ生まれ。幼少期をパリで過ごし、その後家族とともにパレスチナに移住。エルサレムのヘブライ大学で心理学と数学を学んだ後、イスラエル国防軍心理学部門に勤務。1958年にアメリカに渡り、カリフォルニア大学バークレー校で心理学の博士号を取得。ヘブライ大学などを経て、1993年よりプリンストン大学教授。2002年に、不確実な状況下における意思決定モデル「プロスペクト理論」などを経済学に統合した業績が評価され、心理学者にしてノーベル経済学賞を受賞

村井章子[ムライアキコ]
上智大学文学部卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

146
人間は錯覚する。それをどうにかすることは難しいらしい。上下巻を通して言えることは錯覚する状態を知って今の状態だと錯覚するから気を付け冷静に判断すれば回避することが出来る。その回避法を教えてくれている。人間にはシステム1とシステム2がある。この2つを使い分けていることによる錯覚が起きる。しかしこの2つによって大半のことはうまく行くことが多い。専門家に経験の直感がまさにその例だ。私たちに出来ることは錯覚から起きてしまったことに怒りや不安を覚えるのではなく、妥協して向き合うこと。それが一番大事だと思った!2020/10/22

WATA

77
上巻に引き続き、合理的に判断できない事例の分析が続く。自分自身では注意深く考える「システム2」で判断しているつもりでも、自動的・直感的な「システム1」の影響を強く受けている場合が多いことがよく分かる。この影響を回避するためには、一度立ち止まって自分の判断を意識的に見直すしかない。つまり、この本で学んだことを実生活に活かすには、直感に従って動き出す前に「今、自分は重大な判断をした!」と気づくことが必要だということ。合理的判断力を養うのはなかなか大変そうだ。2014/07/28

33 kouch

57
死亡前分析、プロスペクト理論、ピークエンド、フレーミング効果など下巻もビジネスや生活シーンで応用出来そうなものが多くタメになる。とともに己の未熟さをも知る。個別の心理法則を行動経済学という観点で捉え直すから勉強になる。また「幸福」かどうかという視点でも捉え直すから、読みものとしても面白い。上下巻通じて感じたのは世の中は統計、データで動かされていない。真理も何もない。感情の累積という脆弱なものが最も人を動かすパワーを持つと知る。だから無駄に悩まない、奢らない。システム2でたまに立ち止まることも必要と感じた2024/10/27

アナクマ

57
36章「人生は物語」◉実験:休暇の日々の評価と、休暇の最終日にふりかえって記した総合評価。その休暇をもう一度経験したいか?の回答と関係が深かったのは?◉答え:総合評価。日々の評価の正確さと関係なく、記憶に従って選ぶのだ。つまりヒトにとっての物語の重要性を示す一例。「他人がどう思おうとあなたが幸せだと思うなら幸せ、は真理」ってことでいいのか。◉「写真撮影は旅行を味わうための最善の方法とは必ずしも言えない」(p.280)まあ大抵は自作の物語の強化のために撮るんでしょうけどね。◉それにしてもボリューミーな本…。2020/03/26

aponchan

51
かなり時間をかけてようやく読了。上巻に続き、事例を基に解説されているものの、ゆっくりと時間をかけて読まないとなかなか理解ができなかったが、筆者はかなりかみ砕いて判り易く解説しようとしていると感じられる内容だった。上下巻を通しで再読し、理解を深めたいと思わせる良書。物事を理解する際に、瞬間的な判断をシステム1で無意識にしていることを理解し、「ちょっと待てよ」とシステム2の働きを様々な場面で促すことができるよう、微力ながら心がけたいと思う。2018/07/21

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