内容説明
量子論から超ひも理論まで、ファンタスティックな先端理論に多宇宙は欠かせない。「この宇宙は別の宇宙が投影されたホログラフである」と主張する理論まであるのだ。これらの多宇宙といった、いまだ実験による検証がなくとも数学的に確固たる裏付けのあるものは、もう現実のリアルな、物理学的対象と見ていいのかもしれない…多宇宙の謎と魅力を多面的に語り、最先端理論をあなたやわたしの腑に落ちる言葉で綴る傑作科学解説。
目次
第7章 科学と多宇宙―推論、説明、予測
第8章 量子測定の多世界―量子多宇宙
第9章 ブラックホールとホログラム―ホログラフィック多宇宙
第10章 宇宙とコンピューターと数学の実在性―シミュレーション多宇宙と究極の多宇宙
第11章 探究の限界―多宇宙と未来
著者等紹介
グリーン,ブライアン[グリーン,ブライアン] [Greene,Brian]
物理学者・超ひも理論研究者。ハーヴァード大学を卒業後、オックスフォード大学で博士号取得。現在コロンビア大学物理学・数学教授。研究の第一線で活躍しながら一般・専門向けの講演をひろくこなす、最先端物理を普通の言葉をもちいてわかりやすく解説することのできる数少ない物理学者のひとり
竹内薫[タケウチカオル]
1960年東京生。科学作家。1983年東京大学教養学部教養学科、1985年同理学部物理学科卒。マギル大学(カナダ)哲学科・物理学科修士課程を経て、1992年博士課程修了。Ph.D(高エネルギー物理学専攻)。一般読者にもわかりやすく手に取りやすい先端科学の解説本には定評があり、近年ではテレビやラジオでも科学解説者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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