ハヤカワ文庫
パリの獣医さん〈上〉「ライフ・イズ・ワンダフル」シリーズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150503017
  • NDC分類 953
  • Cコード C0198

内容説明

フランス随一の獣医、クラン先生は、マラソンランナーのように終わりなき動物治療に追われる毎日。そんな先生の悩みは、初めは自分になついていた動物たちがみんな、なぜか奥さんにぞっこん惚れ込んでしまうこと。そもそも、動物たちはどうやってその人の好ましさを的確に見抜くのだろう?「動物に人間と同じ治療を施す」と評判の動物のお医者さんが、ウィットと洞察と感動とをちりばめ、人間と動物の関わりに思いを巡らす。

目次

第1章 バーマンの憤怒と愛
第2章 愛と忠実
第3章 栄養士のジャーマン・シェパード
第4章 どうして動物はわたしより家内になつくのか
第5章 天使か魔女か
第6章 やきもちやきどもの豹変
第7章 命拾いをしたシャム猫アナトール

著者等紹介

クラン,ミシェル[クラン,ミシェル][Klein,Michel]
フランスの獣医師。獣医学博士。15年間のフランス動物保護協会副会長ののちにフランス国立動物保護審議会副議長を務めた。独自の信念にもとづく最高の設備を誇る診療所をもち、「動物に人間と同じ治療をする獣医師」と言われる。フランス最初のサファリ形式のトワリ動物園をはじめ、いくつもの動物園の開設に携わるとともに、多くの著作、テレビ・ラジオ番組制作のアドバイスなどで知られる。テレビ番組「テレ・マタン」「3000万の友だち」でコマンテイターもつとめた

中西真代[ナカニシマヨ]
1965年東京日仏学院卒業後、駐日フランス大使館付陸海軍武官付秘書。66~68年フランス政府招聘留学生としてパリ大学第3でフランス語教授法専攻。帰国後駐日フランス大使付儀典担当秘書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みとと50

6
結局、奥さんの方が動物により好かれて懐かれて人気があるってことを、若干愚痴を混ぜながら語っています。やんごとなき暴れん坊の傲慢猫ちゃんや放浪癖やあれやこれや登場します。ボランティアの保護施設ってお金かかるんだろうな。 2013/06/17

あす

2
フランスの獣医さんのエッセイ。奥さんの方が動物に好かれることに大きなコンプレックスを抱いていて、しつこいほどそのエピソードが登場する。犬も猫も一匹一匹性格が全く違うんだなと思った。その個性を丸ごと認めて、互いに居心地のよい共同生活をしようというのがよい飼い主なのね。2017/11/18

AR読書記録

2
そんなこと言うてもしゃあないけど、ちょっとこの人苦手かなぁ。自分の動物観に絶対の自信あり!というところが。ハイジさんじゃあるまいし(っていうかハイジさんがどうかも知らんが)、結局は主観で動物の気持ちを慮っているとしか言いようがない気はするけど。つまり、人それぞれのペットとの関係性を尊重してほしい。いやそういう話じゃないけど。2016/05/12

shibatay

1
街の獣医さんはペットと人、という大きなテーマと戦う毎日。上巻は奥さんの自慢が多いw2007/02/03

チョビ

1
ジェイムズヘリオットが好きなので、似た感じかなと思ったけれど、ちょっと読みにくかったような(遡って記録しているので記憶があいまい)2009/01/02

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