ハヤカワ文庫<br> ブラヴォー・ツー・ゼロ―SAS兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録

ハヤカワ文庫
ブラヴォー・ツー・ゼロ―SAS兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 478p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150502423
  • NDC分類 936
  • Cコード C0131

内容説明

1991年1月22日、「世界最強の特殊部隊」の異名をもつ英国陸軍SASの兵士八人が、イラクに潜入した。任務は極秘にスカッド・ミサイル発射機を破壊すること。異常寒波のなか、彼らは敵軍と長く激しい戦闘を繰り返すが、抵抗もむなしく捕虜となってしまう…悪夢と化した任務の全貌を『SAS戦闘員』の著者が克明に語る!その圧倒的な迫力で多くの読者を魅了し、大ベストセラーを記録した戦争ノンフィクションの金字塔。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

29
1990年、英国陸軍特殊部隊SASにて実戦参加した著者による湾岸戦争ノンフィクション作品。当今行なわれているロシア・ウクライナ戦争と比較するなら、今から30年以上前のことだけに、特殊部隊の作戦といえども古典的な戦いだったのだと感じた。特に進化したのはドローンや長距離誘導兵器だろうが、現代の戦争はハイブリッドな側面が非常に強くなったと思わざるを得なかった。かつて「アラブの春」では信じられたネットのもつ良き影響力も、今や強烈なプロパガンダとなっているのだから。とはいえ、最後は歩兵によって領地を制圧するという2023/05/31

スー

17
50クリス編とアンディ編ではメンバーの評価や出来事に違いがありましたが、あれだけの混乱がありながら概ね一致しているのに驚きました。クリスの方が上品に仕上がり戦闘の場面も押さえぎみでテンポが良い感じで、アンディの方は兵士らしい表現で最初の接敵時の戦闘もクリス編とは違い激戦で流石はSASと感心しました。後半の捕虜体験はとても凄惨でよくぞ帰って来たと思えるほどでした。違いは副リーダーのヴィンスの評価と最初に発見された山羊使いの少年を追いかけたかどうかとはぐれた時ジェット機の音を聞いたかどうかでした。2019/03/31

おい

4
小説としては、特筆すべき点は何もないが、特殊部隊1兵士の考え方、敵地潜入時・戦闘時などの考え方が良くわかる。特に捕虜となったときの考え方・態度など、映画などに比べ、生々しくリアリティあふれる。これを読み自衛隊は米軍より英国軍に学ぶ点が多いのではと改めて思った。2014/01/17

鶏肉@Deadtori29

4
人生で一番最初に買った軍事関係の本。イラクに潜入したSASの8人編成の部隊「ブラヴォー・ツー・ゼロ」が窮地に陥り、イラク軍相手に無双し、逃げ回り、捕虜になり(1人は捕虜にならずに脱出)、拷問され、解放されるまでの顛末を記したノンフィクション。ヒーローのいない現実の戦争というものを嫌になるぐらい堪能できます2011/07/05

キミ兄

3
そう言えば同じ作戦に参加したクリスライアンの本は読んだことあったんだ。結局作戦開始直後に敵と接触して後はただ逃げるだけの話なのに、当時ベストセラーになったのはやはり敵の背後に侵入するという緊迫感と、湾岸戦争での話というリアリティのなせる業だったんだな~。☆☆☆。2017/10/12

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