ハヤカワ文庫<br> 子供たちは森に消えた

ハヤカワ文庫
子供たちは森に消えた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150502188
  • NDC分類 936
  • Cコード C0198

内容説明

ソ連邦崩壊をひかえた1982年、ロシア南部の森のなかで、凌辱の跡もあらわな少女の惨死体が発見された…それがすべての始まりだった。森に誘いこまれ殺される子供が続出し、事件を担当するブラコフ捜査官は、精神科医の協力を得て恐るべき連続殺人犯を追う。そしてついに逮捕された男、チカチーロには多重人格者の疑いが!?8年間に50人の少年少女の命を奪った異常殺人者の素顔を暴く、驚愕の犯罪心理ノンフィクション。

目次

1 森のなかの死体
2 捜査
3 ユーリー・カレニクの自白
4 反社会的性生活を送る女たち
5 殺人者の狂乱
6 同性愛者の弾圧
7 モスクワの死体
8 行き詰まり
9 浮上
10 罠
11 自白
12 殺人犯の横顔
13 裁判

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

51
これは…本当に怖い。何よりもこのような凶悪犯罪を10数年以上にもわたって続けることを許した当時の社会主義国政権下のソ連という環境が何より恐ろしくなぜ彼のような呪われた人間を生み出したのかという疑問に答える内容になっている。本書は著者がミステリのような構成にすることを意図して書かれたものであるだけに読み手を飽きさせたない。写真に写る彼は一見温厚である。しかし次の瞬間別人のように残忍極まりない殺人鬼の顔がたちあらわれてくる。ロシア史上最悪の連続殺人鬼の顔に。2013/01/25

スケキヨ

22
昔この事件を元にした映画を我が家で観て全員に衝撃が走りました。映画では殺し続ける犯人と、当時のソ連の体制の下でも捜査をする刑事、犯人の決め手になる証拠の謎が面白かったのです。この本ではソ連の一般人?の生活や社会の暗黙のルールなどが緻密に書かれていて事件が何故長期化してしまったのか、子供は何故警戒しなかったのか、などがはっきり分かって面白かったというか勉強になりました。読んでる時に家族に「懐かしい本読んでる。チカチーロの原作!」と言ったら全員が「おぉ!懐かしい!」という反応でした。一度観ると忘れないようです2012/01/21

sawa

6
★★★☆☆ ロシアで起こった50人以上の子供・女性を惨殺した事件のノンフィクション。最初に発覚した事件から、それが同人物における連続殺人と発覚、犯人が逮捕されるまでが、捜査陣の視点からミステリー小説風に書かれている。ロシアの地名も名前も全く馴染みがなく、混乱するので、読むのにとっても時間がかかった。旧ソ連体質のせいで、解決にこんなにも時間がかかってしまったそう。『チャイルド44』の元ネタだけど、そこで描かれていた国の悪弊はフィクションではなかった。殺された被害者以外にもたくさんの犠牲者を出した事件。(図)2012/10/12

テツ

4
古今東西様々な猟奇殺人犯の記事を読むのが好きなので有名所の犯行と裁判くらいには一通りは目を通しているけれど、チカチーロは何というか「こわい」。凄惨過ぎる犯行も、逮捕後の常軌を逸した振る舞いも、そんな彼を長年捕らえることが出来ずに野放しなおかつ冤罪まで生んだ旧ソ連警察の体質も、全てひっくるめて「こわい」。そうした空気を楽しむにはとても良い本でした。関係ない僕らがこうして事件を振り返り怖がることはとても悪趣味だとは思うのだけれど。2014/11/14

roomy

2
ダニエルキイスを読んでいてなぜかこっちも読んでみた。ハードカバーだったのでこれではないけど一応登録。ぞくぞくしました。

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