内容説明
夫との別れを機にテリーは看護婦をこころざす。一人ひとりそれぞれに異なる苦しみを抱えた患者たちと接する毎日が、彼女を看護婦として成長させてゆく。しかし、働く喜びが増す一方、悩みもまた大きくなっていった。私生活のトラブル、医師との衝突、そしてつのる無力感。ある末期ガン患者の死をきっかけに、彼女は看護婦をやめようとまで思い詰めるが…看護婦だからこそ描きえた、切実で生々しい病室での感動の体験記。
目次
メロディ
苦痛と選択
付添い看護婦テリーとレイチェル
イーヴが帆船に乗る日
再婚と家出
リチャーズ先生の授業
ベス・シャロムのGWYN、テリー
思春期病棟の父の思い
ローゼンさんという戦場
クリスとリューク〔ほか〕