内容説明
「密猟と森林伐採でスマトラのオランウータンが絶滅に瀕している。行ってみないかね」卒業を目前に仕事を探していた動物学科のモニカは、教授の言葉にとびついた―。密猟で親を失った幼いオラン達は、木登りも知らず、愛情に飢え、心身共に傷ついている。彼らが森で生き延びるには生活能力と独立心が必要だ。地元住民を教育しつつ、そばにいたがるオランの子供達を心を鬼に自立させ三年間、ついに50頭もを森へ返し、ステーション活動も軌道に乗った…。森と野生動物を愛するすべての人びとに贈る自然賛歌。
目次
1 ことの起こり
2 森へ
3 バンコ湖ゆきの旅
4 ボホロクを発見
5 移住
6 待ちに待った仕事の開始
7 探険は地獄!
8 見物人たち
9 問題児
10 リハビリテーション
11 さまざまなオランたち
12 訪問客と医師
13 コミュニケーションと行動
14 オランの捕獲
15 森へ帰る
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