感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
18
太平洋戦争時、日本軍の捕虜となって辛酸を舐めた英国及びオーストラリア兵士の物語。彼らが日本兵士の残酷な仕打ちにどう耐えて生き延びたのか、そして使役されるために日本に送られることとなった彼らの一部の輸送船が米軍潜水艦の雷撃によって沈められ、どのように生き残ったかの記録です。これは、ドキュメンタリー。第二次大戦の暗部の記録として、ある意味重要なもの。しかしぶっちゃけ、小説と映画の「戦場にかける橋」がなかったら注目度はどうなんだろう。あの物語の続編であるかのようにして売った出版社の狡さがなんともはや。2018/11/27