内容説明
ウォーカー中尉をリーダーとするSEALチームは北朝鮮への潜入には成功するが、核魚雷を発見することはできず、ミッションは失敗した。一方、核魚雷を入手したウリザムは、フィリピン南西部の沖合にある“危険水域”と呼ばれる大航海時代以来の難所で、米国海軍の原子力潜水艦を強奪すべく身を潜めていた。核魚雷で東京を壊滅させ、その世界的混乱に乗じイスラム統一国を建国するのだ!果たしてその野望の行方は…!?
著者等紹介
ウォーレス,ジョージ[ウォーレス,ジョージ] [Wallace,George]
米国オハイオ州東部出身で、元海軍中佐。ロサンゼルス級原子力潜水艦USSヒューストンで1990年2月から1992年8月まで艦長をつとめた。1995年に22年間の軍歴を終えて著作家に転じ、現在はヴァージニア州在住
キース,ドン[キース,ドン] [Keith,Don]
1947年生まれ。ジャーナリスト出身で、作家デビューは1995年。小説や軍事ノンフィクションの著作が30作以上ある
山中朝晶[ヤマナカトモアキ]
1970年北海道生、東京外国語大学外国語学部卒、英米文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
42
イスラム武闘組織による米原潜の乗っ取りと核兵器の積み込み、本当にこんなに上手くいくのだろうか?とか、北朝鮮のクーデターは、ほとんど『潜航せよ』と似たり寄ったりだとか、本筋とはほとんど関係なく血で血を洗う骨肉の争いを繰り広げる随親子とか。まあ、陳腐なところもあるっちゃああるが、ジョン・ワード准将の苦悩とジム候補生の頑張りと、駆逐艦ヒギンズ艦長や原潜トピーカのチャップマン艦長のプロ意識と奮闘でおつりが来る。やはりこれは潜水艦乗りによる潜水艦のための小説なのだ。息子のジムが乗り組んだ潜水艦の消息不明と妻エレンの2021/11/22
わたなべよしお
22
面白かったけど、ラストはショボくなってしまった。もう少し大円団というか、盛り上がってほしかった。一瞬の出来事と自然が肩を付けるというのは、ちょっとなぁ。しかもワード一家3人が総出演というのも、いただけない。不満ばかりだけど、楽しんだのも事実で、次作も読みます。2021/11/26
かんとり
6
初作ほどのワクドキ感は薄れたが、まだ十分面白かったかな。 イスラム北朝鮮など、政治的な背景は相変わらずのパターンだが、 タイトルの「東京」はちょっとなんだか… 核は安いし、シールも真っ青海賊乗っ取り大作戦! これを許しちゃダメでしょうなあ、原潜艦長まぬけ過ぎ… そして候補生は優秀過ぎでしたな。 まだ続きそうですね、このシリーズ。2022/04/15
無添
2
核魚雷で東京を壊滅させ、その世界的混乱に乗じ、イスラム統一国を建国するのだ! 果たしてその野望の行方は。2022/03/29
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