出版社内容情報
個展に出す予定の連作を火事で失った若手画家。大物アーティスト集団のスタジオを間借りした彼女は、彼らの闇を覗き見てしまう。
内容説明
わたしは新進気鋭の抽象画家。キャリアをかけた個展を目前に、出展予定の連作が焼失してしまう。買い手のついている作品もあり、個展に穴をあけるわけにはいかない。伝説的アーティスト集団パイン・シティのスタジオを借り、芸術家たちと交流しながら絵を描き直していたが、自殺した元メンバーの制作ノートを発見したことで彼女が最後に遺した作品の秘密に巻き込まれる。芸術のアイデンティティをめぐるサスペンス長篇。
著者等紹介
ボーランド,バーバラ[ボーランド,バーバラ] [Bourland,Barbara]
フリーランスのライター、またコンデナスト、ハーストなどのウェブプロデューサーとして活躍したのち、2017年にファッション業界を舞台にしたミステリI’ll Eat When I’m Deadでデビュー。同作はRefinery 29 Best Book of 2017や、Irish Independent Book of the Yearに選出された。2019年発表の『わたしは贋作』はニューヨーク州のアーティスト・イン・レジデンス“ワセイク・プロジェクト”参加作品で、MWA賞最優秀長篇賞にノミネートされたほか、“コスモポリタン”ベストブックに選出されるなど高い評価を得ている。ボルティモア在住
服部理佳[ハットリリカ]
早稲田大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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