出版社内容情報
父の死をきっかけに、地方都市からストックホルムへ引っ越してきたサラ。再起を図る彼女を、次々と不可解な事件が襲うのだが……。
内容説明
正体不明の男から受けた暴行被害と、愛する父の不審死。苛酷な経験を乗り越え、ストックホルムで新生活をはじめた24歳のサラ。そんな彼女のまわりで次々と奇妙な出来事が起こる!同僚、友人、恋人…周囲の誰もが疑わしく思えて、自分さえも信じられなくなるサラ。しかし、父が遺したメッセージを見つけたことで、その死が国家を揺るがす巨大な陰謀と関係することを疑い始める―。スウェーデン発、異色サスペンス。
著者等紹介
ボイイエ・アブ・イェンナス,ルイース[ボイイエアブイェンナス,ルイース] [Boije af Genn¨as,Louise]
スウェーデン・ストックホルム出身の作家・脚本家。1961年生まれ。1991年にTa vad man vill haで小説家デビュー。テレビドラマ番組や演劇の脚本も手掛けている。ストックホルム在住
不二淑子[フジヨシコ]
英米文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えにくす
108
★★★☆☆スウェーデン発サイコスリラー。レイプ事件・父の事故死と辛い経験を乗り越えて、首都ストックホルムで新生活を始めたサラ。一流会社にスカウトされ幸運な人生かと思いきや、次々と周りで奇妙な出来事が起こる。これは現実なのか?或いは妄想か?周囲の誰もが怪しく思え、自分すら信じられなくなるサラだが、やがて巨大な陰謀に巻き込まれた事を知る。七百頁も有る長編で日常の描写が長いから、読む人を選ぶ。主人公を応援したいのと、作中の地理やレストラン・店は実在するので、現地を観光した気分で楽しめた。三部作なので次巻に期待。2021/02/14
星落秋風五丈原
17
三部作第一弾。やっと幸せに!と思ったら謎の頭文字が。一体何が。2023/11/05
草太
1
このての作品について前々から不満に思っていたことだが、三部作とかシリーズ物の場合はタイトルを見てそれがわかるようにしてほしい。大体続編が出る頃には前作のストーリーは忘れてるんだよね。かと言ってこんな長い作品を読み返そうとも思わないし。2022/05/21
たろ☆
1
700ページ近いボリュームがありながら、最後まで一気に読んだ。主人公の身の回りで次々と起きるまさかの出来事は、妄想なのか、それとも事実なのか。翻弄される主人公と一緒になって読者も振り回されること必至。読めば読むほど誰が味方で誰が敵なのか分からなくなり、主人公同様にもはや誰も信じられなくなる。そして衝撃のラスト。早く続きが読みたい。2020/11/25
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- 和書
- おだまり、ローズ