出版社内容情報
レアメタル鉱山の極秘奪回作戦を始動したロシア。世界を揺るがすこの陰謀に、世界各地の精鋭が立ち向かう! 大型冒険アクション
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
190
グリーニー御大が描く、ロシアによるヨーロッパ侵攻?作戦。本当の狙いがアフリカであることは冒頭で読者に明かされるので、ネタバレには成らないだろう。完全にネットワークが使用不能となり、混乱に陥ったNATOとロシアの精鋭部隊の壮烈な撃ち合いが読める。上巻で完全に悪者と化したロシア軍は、後半にはバッタバッタと切り伏せられる、やられ役になるのかな?大国の狭間にあって、単なる安い取引のカードにされたポーランドの怒りは、確実に伝わってくる。そりゃ怒るわな。2020/08/31
猿吉君
62
石で戦争する時代になったんだ!と思いつつ読む手が止まらないで下巻へ、感想は下巻に記載します。2021/03/03
くたくた
60
一人の男の屈辱が、世界を巻き込む戦乱を作る。フランス人よ、牛糞は人に投げつけるな。アナログから超高度なハッキング技術まで、そして第二次大戦を彷彿とさせる軍隊列車から、最新鋭原潜や第5世代戦闘機まで、そして海底通信ケーブルから、高高度の軍事衛星まで。同時多発的に攻撃する緻密な作戦が始動する。ストーリーの骨格はごく単純。軍事技術や相互監視の通信技術が高度になりすぎ、各国が身動きする余地が少なくなってきている現代で、第二次大戦なみに泥臭い軍事スリラーを展開するために、伸張しすぎた通信技術を丈詰め。2021/09/30
chiseiok
47
故クランシー先生との共作ノウハウを生かしつつ、今度は本物海兵隊出身のリプリーさんと組んでのグリーニー版『欧州開戦』、いやどっちかというと『レッド・ストーム作戦発動』かな?グリーニーだから面白いに決まってるし、リアリティも凄い…んだけど、いやガチ辛い!😅。蹂躙されまくりのヨーロッパ、ポーランドの民兵パウリナの絶望、慟哭。刺さる重い切ない。上巻丸々ボコられまくり。下巻は胸のすく反撃ターンになるの?同時多発群像劇で主人公イマイチはっきりしないけれど、コナリー(!)中佐ががっつりリベンジしてくれるのかなーっ⁉︎2020/05/15
drago @弘前城ソメイヨシノ満開中。
45
いや~、面白い! ◆衛星を破壊、通信ケーブルを切断、ハッキングでシステムをダウンさせて、NATO軍の目と耳を奪い、欧州を奇襲するロシア軍。 卑劣な攻撃でズタズタにされた米軍&NATO軍の反撃が始まる…。 ◆自分の立場を擲ってでも市街地を戦場にして復讐を貫き通そうとする、ポーランド大統領の決意にシビれた。 ◆もう、序盤から読む手が止まらない。上巻でたっぷりやられた分、下巻でのカタルシスも大きそう。ワクワクしっぱなし。 ◆冒険小説好きには、絶対おすすめの一冊になることは間違いない。 さあ、下巻へ。2020/10/07