ハヤカワ文庫NV<br> ボーダー 二つの世界

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ハヤカワ文庫NV
ボーダー 二つの世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 672p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150414580
  • NDC分類 949.83
  • Cコード C0197

出版社内容情報

カンヌ映画祭「ある視点」賞受賞映画の原作である表題作をはじめ、北欧ホラーの旗手、リンドクヴィストの手腕を堪能できる短篇集

内容説明

罪や不安を嗅ぎ取る能力を活かしスウェーデンの税関で働くティーナはある日、虫の孵化器を持った不思議な男と出会う。彼の秘密が明らかになるとき、ティーナが出会う新しい世界とは…映画原作である表題作のほか、『MORSE―モールス―』番外篇の「古い夢は葬って」、集合住宅に這い寄る恐怖を描く「坂の上のアパートメント」、高齢女性の明るくも悲しい犯罪譚「マイケン」など、現実と異界の境界を問う11の物語。

著者等紹介

リンドクヴィスト,ヨン・アイヴィデ[リンドクヴィスト,ヨンアイヴィデ] [Lindqvist,John Ajvide]
1968年、スウェーデン・ストックホルム郊外のブラッケベリ生まれ。マジシャン、スタンドアップ・コメディアンとして12年間活動したのち、2004年に長篇『MORSE―モールス―』(ハヤカワ文庫)で作家としてデビュー。同作はスウェーデンで自身の脚本により「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008)として、またアメリカで「モールス」(2010)として映画化された。「スウェーデンのスティーヴン・キング」と呼ばれる人気作家である。「ボーダー―二つの世界」は自身の脚本で映画化され、2018年カンヌ国際映画祭で「ある視点」賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

99
とても贅沢な11篇!中でも「MORSE-モールス-」の番外編にあたる「古い夢は葬って」はエリやオスカーは脇役ではあるけれど、とても素敵なお話に仕上がっていて、欲を言えばもっと読み続けたい…!そして、今回映画化もされている「ボーダー 二つの世界」は本当に色んな意味ですごい。映画の予告編を先に観てしまったので、あのご面相の2人が…と想像してしまうと色々と怖いけれど(笑)、読み進めるうちにどっぷりハマります。その他の作品も本当に面白い!まだ未翻訳のものもあるそうなので、早く読んでみたい〜。お勧めです。2019/12/06

コットン

91
映画の脚本もする著者の11の短編集。 表題作がかなり良く、最初に覚える違和感から急にぐっと引き込まれる力強さが凄い。そして現実味を持たせるための主人公の独り言が軽く和む→''こんなおかしなことってある。ねえ、名探偵カッレくん''で、スウェーデンの児童書の主人公に打ち明けている所。その他:恐怖や死やまだ見ぬものなどへの緊張感を感じる物語。2020/09/04

眠る山猫屋

80
ブラッドベリのリリックを彷彿した。〝新たなる世界〟というには大袈裟だが、想定を裏切る世界観は凄いな。表題作の、闇堕ちとは違うティーナの選択は、色々な意味合いで考えさせられる。クトゥルー的な怪異譚もあれば、社会(先進的福祉国家でさえも!)に阻害された者たちの抵抗の物語も。個人的には『古い夢は葬って』のカップルの物語が暖かく沁みる。彼らが追いかけたエリとオスカー(モールスの二人だ)という幼い逃亡者たちのその後が、微かに語られた事の感慨。老いた二人に、そして永遠に若いふたりに、また逢いたいよ。2020/01/11

sin

79
ボーダー…あからさまに現代社会に追いやられたヨーセーさんの話だが、その表題作を含めてそこには登場する人物達の、自分は特別…自分はありふれている…と云う相反する自我のせめぎあいを感じとれる。そういった現代人に共通する共感できる矛盾と、生と死を強く意識させる北欧社会が内包する成熟による退廃感が根底に流れているようだ。この短編集に新たに追加された『MORSE-モールス』のサイドストーリーは映画が暗示する結末に反して二人の未来は『ポーの一族』である。それは作者の永遠への憧れを表しているように感じた。2019/10/25

南雲吾朗

69
ちょっとゾクッとするような話の短編集。本人はあまり好ましく思っていないようだがスウェーデンのスティーブン・キングと言われているらしく、あぁ…なるほどっと思える感じがする。本来この手のジャンルは苦手なのだが、この短編集は非常にすんなりと面白く読めた。個人的にはエターナル/ラブの死に対する概念が面白いと思った。いずれ「MORSE」にも、挑戦したいと思う。2021/05/29

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