出版社内容情報
寒波に見舞われたマンハッタンで連続銃撃事件が発生。元FBI捜査官の大学教授ルーカスが天才的な空間把握能力を駆使して犯人に迫る
内容説明
記録的な寒波に見舞われるマンハッタンで連続狙撃事件が発生。天才的な空間把握能力を持つ元FBI捜査官の物理学者ルーカスは、かつての同僚の要請で捜査の前線に舞い戻る。犯行が移動中の被害者の頭部を正確に撃ち抜いた長距離狙撃であることを突き止めるがその直後、さらなる犠牲者が出てしまう。犯人に関する憶測が飛び交う中、ルーカスが辿り着いた真相とは…摩天楼で繰り広げられる頭脳戦を鮮やかに描いた傑作!
著者等紹介
ポビ,ロバート[ポビ,ロバート] [Pobi,Robert]
カナダ出身。ジョージアン様式専門の骨董商を経て作家になる。2012年に出版されたデビュー長篇Bloodmanが15の言語に翻訳され世界的ベストセラーとなった。モントリオール、北カリフォルニア、フロリダを行き来しながら、インターネットの繋がらない山の中のコテージで執筆活動をしている
山中朝晶[ヤマナカトモアキ]
1970年北海道生、東京外国語大学外国語学部卒、英米文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべよしお
24
解説にあったけど、ロバート・ポピさん、相当な実力者ですね。初邦訳なので初読みだけど、十分に楽しませてもらいました。主人公をはじめ、相棒、上司、友人ら人物造形もいいし、筆力もなかなかです。強いて言えば、最後のどんでん返しがやや強引だっかなあ。それにしても「マンハッタンの狙撃手」というタイトル、良くないですね。これではB、C級だと思ってしまいます。2020/04/17
み
22
何で?が残りましたよ(^-^;続編読ませてくださ〜い。お話しは、こんなことはありえない派手なモノで、ちと好みでなかったです。2020/11/29
アリーマ
17
マンハッタンで連続して起きる、捜査官の射殺事件。犯人は明らかに高度の訓練を受けた狙撃手なのだが、殺された捜査官らの繋がりが全く見えない。かつて捜査中の事故で片目と片手片足を失った元FIB捜査官が急遽現役復帰。余人にはない、ほぼ超能力のような高度な空間認識能力を駆使して、事件を解決に導くのだが…という話。若干のツッコミどころはあるものの、錯綜するストーリーをスリリングにラストまで引っ張り切った腕力も、魅力的な登場人物らもヨイ!読み続けたいシリーズが出てきてとても嬉しい。次が楽しみだ〜!★★★★2019/12/27
woo
12
次作を心待ちにとまでは行かないが、出たのに気付けば買うであろう作家♪ しいて何を言えば空間識別能力の精度が安易に高すぎるのがウ〜ムなんだけど(リンカーン・ライム程の説得力に欠ける?)、前提条件なのでまあ良いか(笑)自作に期待✌️2019/10/17
Masa
12
読了。勝手にイメージしていた主人公像と違って拍子抜け。物語自体はまぁ面白かったけど、あとがきにあった緻密なプロットっていうのは眉唾。というか、やっつけじゃないかと感じたところの方が多かった。世界的に高評価の作家らしい。回収されてない伏線ありまくりで続編あり? うぅん、まぁ読むか、くらい。つまらないわけではなかったけれど、素晴らしく楽しめたわけでもなかったかな。2019/09/14