出版社内容情報
マーク・グリーニー[グリーニー マーク]
著・文・その他
伏見 威蕃[フシミ イワン]
翻訳
内容説明
ビアンカの息子を連れ出すため、グレイマンは民間軍事会社の傭兵となり、シリアへ潜入する。だが、政府軍や親政府私兵団、反政府勢力が入り乱れる内戦下のシリアは、地獄そのものだった。彼は戦場で激闘を繰り広げつつ、彼女の息子に接近する計画を進める。一方フランスでは、元外人部隊兵士を結集した亡命者組織の隠れ家にビアンカの命を狙う一団が!サスペンス溢れる展開と凄絶な戦闘―冒険アクション小説の最高傑作。
著者等紹介
グリーニー,マーク[グリーニー,マーク] [Greaney,Mark]
国際関係・政治学の学士号を持ち、スペイン語とドイツ語に堪能。デビュー作である『暗殺者グレイマン』(2009年)執筆のための取材で、数多くの国々を旅し、軍人や法執行機関関係者とともに銃火器使用・戦場医療・近接戦闘術の高度な訓練を受けた。スクーバダイビングの資格も持っている。現在、テネシー州メンフィス在住
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年生、早稲田大学商学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
117
シリーズ7作目はシリアの独裁政治を倒すための話です。今回はCIAからの依頼ではなく、シリアの人民戦線シンパのパリにいる医者夫妻からのものでシリア大統領の愛人を拉致するということから話は始まります。主人公は依頼通りにやり遂げますが、その愛人が自分の子どももシリアから助け出してくれないと協力しないということで主人公はシリアに潜入します。よく説明してくれて楽しめます。今回はCIAにさらに大統領暗殺を持ちかけ成功します。規模が大きくて楽しめます。敵対する人物が生き延びて今後出てくるのでしょうか?2022/10/14
猿吉君
98
グレイマン7作目、最初と繋がった後半の処刑場クライマックスは最高に盛り上がりました!①それにしても強すぎる、もはやイーサン・ボーン・ランボーを超えている。②いい女性出て来るけど今回ムフフは無し、硬派一直線。③ちょっと出てきたハンリーが良い。④最後の詰めが甘い、そこで膝?⑤またグレイマン好きな仲間が増えた。⑥次はどの地域の問題を解決するのか楽しみ。点数85/100→全く外れのないシリーズを堪能、スピンオフで他の登場人物の活躍とかも見てみたい、それにも増してずっと続いて欲しいサーガです~(^o^)丿2020/11/30
のぶ
84
下巻に入り、シリアに潜入したジェントリーは、大統領の愛人、ビアンカの息子を連れ出すためミッションを遂行し始める。情報を入手し独裁政権を倒そうというのが本来の目的だが、シリアの情勢は想像以上に混乱しており、任務は困難を極める。一方、フランスではビアンカの命を狙う組織が暗躍する。作中の連続するアクションは期待通りに激しく、読んでいて目が離せない。上下巻全体を読み通して、エンタメとして楽しめたと同時に、シリアという国の情勢が想像以上にひどいと感じさせられた作品だった。2018/10/09
Panzer Leader
68
「第116回海外作品読書会」CIAのアセットとして復活したグレイマン。前作で登場したキャラたちはほとんど登場せず、今作はフリーランサーとして仕事を請け負う。始めは行く気のなかったのにお得意のお人好しモードが発動して地獄の様なシリアへ単独潜入する。誰が生き残るか分からない混戦の中で爆発物を身に着けて火中の栗を拾いに行く様なグレイマン。漢だねえ、つるべ打ちのアクションシーンの連続に今回も大満足でした。いったいどこまで面白くなるのかこのシリーズ。2018/09/09
ずっきん
63
でっかい釣り針をくわえこんだまま、シリアで大暴れのジェントリーと、パリでのヴォランとドレクスラの攻防。これぞエンターテイメント!と叫びたい。ジェントリーが切り抜けるのはわかってはいても、唸らせるシーンを惜しげもなくズラズラと並べてみせる著者の手腕に脱帽。これでシリーズ既刊は全て読了。全てが面白かった。そして、教えてくれた翻訳冒険小説好きのロマンチックで愚かな読友さんたち全てに感謝を。さて『Mission Critical』(←いつもやんけ)が待ち遠しい。スーザンとの攻防になりそうだな。2018/09/25
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