内容説明
十三歳の愛娘ジュリーが何者かに連れ去られたあの日、アナの家庭は何もかもを失ってしまった。あれから八年。絶望的な日々を過ごしてきた一家の前に、突然女が現れる。それは消えたはずのジュリーだった!彼女は人身売買の被害に遭い、今ようやく逃げ出すことができたのだという。奇跡的な再会に戸惑いを覚える家族たち。そしてアナは疑惑を抱く―この女は本当に私の娘なのだろうか?哀しみが胸を打つ傑作サスペンス。
著者等紹介
ジェントリー,エイミー[ジェントリー,エイミー] [Gentry,Amy]
テキサス州ヒューストン生まれ。シカゴ大学で英文学の博士号を取得し、“シカゴ・トリビューン”紙などでライターとして活動。2016年に発表した『消えたはずの、』で小説家デビュー
青木創[アオキハジメ]
1973年生、東京大学教養学部教養学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
白のヒメ
51
8年前に13歳で誘拐された娘が、ある日突然家のドアの前に立っていた。大人になって、傷ついて。どんなに手を尽くしても見つける事が出来なかった両親は諸手を挙げて喜ぶものの、果たして本当に自分の娘なのだろうかという疑問が母親に湧いてくる。その理由とは・・・。最後まで真実はどうなのかわからない母親と一緒の心境になり翻弄される。そして真相が明かされると、飛んでもないと一笑にふす事など出来ないリアルさに怖気立った。ひょんな心の隙間をついてくる「魔」。それは平凡な日常にこそ潜んでいるのだろう。しみじみ怖いと思う。2018/03/09
ゆう
25
読み終わって登録しようとしたらまだ表紙も作家名もなく、タイトル以外の情報が出てこないこの本。作家はエイミー・ジェントリー。8年前に誘拐された娘が突然生きて帰って来た。8年ぶりの再会に家族は嬉しさと戸惑いが。そしてある日ちょっとした違和感からこの子は本当に娘なのだろうか…と思い始めたアナ。偽物だとしたら本当のジュリーはどこにいるのか。幼い頃にいなくなって8年もたっていれば容姿ももしかしたら性格も変わっているだろうし。でもジュリーの行動から疑惑を感じてしまうアナの気持ちもわからないでもないなぁ。2017/11/19
ワラスボン
9
8年間行方不明だった娘が戻ってきた。でも本当に娘か?徐々に疑惑の出来事が起こり、家の中が慌ただしくなる。家族の心理が伝わってくる。この娘に何があったのか、順に過去へさかのぼって真相に迫る展開が面白かった。たくさんの名前が出てくるし、色んな要素が詰まってるし、読みにくい所はあった。全体的にごたごたしてる印象。結末も、まあそういうものなのかなという感じでスカッとはせず。でも面白いと思う所はあった。★★☆☆☆2025/03/20
だい
6
まとまりのない物語だったなあ。作者の意気込みは感じるが、読む方にちっとも伝わってこない。盛り上がりもなく、何を言いたかったのかわからない。感想書けず残念。2019/04/18
チェス
3
図書館本。カタカナ名が多く初め読みづらかったけど、まあ楽しめた。 2018/05/25




