出版社内容情報
超凄腕、神出鬼没の殺し屋ヘンドリクスが狙うのは殺し屋だけ!? 過去を消したダーク・ヒーローを主人公にした新シリーズ開幕!
クリス・ホルム[ホルム クリス]
田口 俊樹[タグチ トシキ]
内容説明
元特殊部隊員のヘンドリクスは自らの過去を消し、殺し屋となった。殺しの技を自在に操り、射撃能力は超人的。報酬も超高額だ。しかもある理由から、彼は標的を同業者、つまり殺し屋に限るのだった。ヘンドリクスは次々と殺しを成功させていくが、全米の犯罪組織を束ねる“評議会”の配下を始末したせいで逆に命を狙われることに。放たれたのはこれもまた最強の殺し屋。究極の対決が始まる―アンソニー賞最優秀長篇賞受賞作!
著者等紹介
ホルム,クリス[ホルム,クリス] [Holm,Chris]
ニューヨーク州シラキュース生まれ。作家。“エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン”などに短篇を発表する一方、長篇としてはファンタジー犯罪小説“コレクター三部作”を上梓している。『殺し屋を殺せ』はメジャーデビュー作にあたり、暗殺者マイクル・ヘンドリクスを主人公にすえたシリーズの第一作である。アンソニー賞最優秀長篇賞を受賞した他、“ボストン・グローブ”紙の2015年ベストブックにも選ばれた
田口俊樹[タグチトシキ]
1950年生、早稲田大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ずっきん
65
標的は殺し屋のみというヘンドリクス。初っぱなの仕事のスマートぶりにやられた! クールな語り口と、スリリングで、もったいつけずにスパーンと展開するとこがいい。また、殺し屋たちやFBIだけにとどまらず、ちょっとした出番の人物造形も抜群に上手い。ただ、生かしきれてないようなモダモダ感や唐突感も残る。ヘンドリクスはもっとキャラを浮き上がらせていいと思う。もったいないなあ。とはいえ、充分に面白かった。シリーズの翻訳を待つ。2018/11/22
chiseiok
42
キャラ設定のアイデアは秀逸、詐欺師で言えば黒崎高志郎、戦車で言えばヤークトパンツァー。大好物の匂いがプンプンする設定なんだけど、あれ?前半ぶっちゃけイマイチでは?テンポが悪いのか演出下手なのか、どうにも読み味がぼやけてのめり込めない。グリーニーやトム・ウッドの作品みたいなノンストップのドライブ感に乏しい。辛くはないけど楽しくもない気分で休み休みに読み進んでやっと後半232Pに到着。何じゃこりゃ!始まりましたよ至福のショウタイム!んもう、こんなん描けるなら最初から頑張ってよ、クリス・ホルム。次も読むけどさ!2019/09/21
Panzer Leader
37
殺し屋を主人公とした作品はグレイマンとケラーさんという最高峰の作品群があるのでそのハードルは高い。設定の奇抜さはあるものの、突っ込みどこ満載の筋運びではあるが標準点は何とかクリア。次作も読みたいと思わせる位には面白い。って感想書いてて褒めているのか貶しているのか自分でも分からなくなった。2017/04/27
hope
34
★★★★ 初読みの作家。翻訳されたのは初めての新人とのこと。殺し屋だけを殺す主人公が、組織が雇った殺し屋に狙われる。設定や仕掛けがユニークなハードボイルド。『ダーティハリー』を初めて見たときのようなカタルシスがある読後感。勢いがある展開と身内を殺されて逆襲に転じるストーリーは、いかにもアメリカ人好みの印象で映像向きの作品。広げた風呂敷のたたみ方は、すっきりしない粗さも感じたが、シリーズ化を期待させるものは十分にある。 2016/12/13
み
31
ジャケが古い感じでしたが、2016年の作品でした。グレイマンには負けますが、今作のヘンドリクスさんも嫌いじゃないです。2作目も手元にあるのですが、孤軍奮闘になりそでドキドキです。2020/07/23
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