ハヤカワ文庫NV<br> 白夜の一族〈上〉

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ハヤカワ文庫NV
白夜の一族〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150413873
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

呪われた一族を描く壮大な歴史ホラー
「彼」が追ってくる。老いを知らず、死をも恐れず、姿かたちさえ定かでない、あの男が……傷ついた夫と幼い娘を連れたハナの必死の逃亡。その逃亡は、彼女の両親、そしてその親たちから代々背負わされた、一族の宿命だった。そして不老の追跡者もまた、違った宿命を背負う者だった。19世紀ハンガリーから現代へ、歴史の影で繰り広げられる壮絶な闘いを描くヒストリカル・ホラー巨篇!

内容説明

あいつが追ってくる。老いを知らず、死も恐れず、姿形さえ定かでない、あの男が。どこまでも。だから、逃げつづけなければならない…重傷の夫と幼い娘を連れたハナの必死の逃亡。それは彼女の親、その親たちから代々背負わされた宿命なのだ。そして老いを知らぬ追跡者もまた、違う宿命を背負う者だった―19世紀ハンガリーから現代へ、歴史の影で繰り広げられる悲劇と恐怖と闘いを描くヒストリカル・ホラー超大作登場。

著者等紹介

ジョーンズ,スティーヴン・ロイド[ジョーンズ,スティーヴンロイド] [Jones,Stephen Lloyd]
1973年イギリス生まれ。ハンプシャー州チャンドラーズ・フォードで育ち、ロンドン大学を卒業。現在はサリー州在住。『白夜の一族』でデビュー

林香織[ハヤシカオリ]
1958年名古屋市生、名古屋大学文学部英文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ざるこ

46
娘と血だらけの夫を車に乗せ逃げるハナ、図書館である女性と揉めるチャールズ、憂鬱な気分でネズミと戯れるルカ。時を違え3つの視点で物語は進む。やっと150P辺りで輪郭が露わになると一気に全てを把握。濃密すぎて下巻どうすんだってぐらい。現代での対決しか読みどころ残ってないんじゃ?と心配になる。家族から邪険にされ歪んだ心が爆発し血が流れ逃亡が始まる。愛をなくした男は時を越え「追う者」と化す。変幻自在のストーカー。最後チャールズの失態には愕然!「アホか!」と上巻を床に叩きつけること請け合い!結局おもしろい。下巻へ…2020/09/05

kasim

26
表紙&あらすじ買い。「老いぬ者」という一族の「落伍者」ジェイカブに代々追われ続ける一家。19世紀後半のハンガリー、1970年代のオックスフォード、現代のスノードニア、と三つの話が交互に進む。吸血鬼ではないけど、コッポラ版の『ドラキュラ』や『ポーの一族』、『夜明けのヴァンパイア』を思わせ、映像化に向きそう。下巻へ。2019/01/21

あっちゃん

19
過去と現在(?)を交互に追うも者と追われる者の因縁を辿る!上巻でだいたいの流れはわかったけど、え?ソレただの世代を超えたストーカー?(笑)逃げるだけでなく何とかならないものかなぁなどと思いながら下巻へ( ̄▽ ̄)2023/05/31

らいか

7
最初は、何がなんだかよくわかりませんでした。 へーそうなんだ。って感じで読んでいくと良いと思います。 途中から、色々話がつながり始めて行くので、注意しながら読んでいくと、大体道筋が分かるかと思います。 執念というか・・・なんというか・・・、さすがにここまで来ると怖いです。2016/07/21

NOB

2
友人に借りた本。急遽帰省することにしたので、帰省中に返却するべく駆け足で一読。自分では読まないような本をお互いに貸し借りできる友人はとても貴重ですね。下巻もすぐさま読みたいけど、高速バスのお供に我慢(>_<)2017/03/20

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