ハヤカワ文庫<br> ナイスヴィル―影が消える町〈上〉

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ハヤカワ文庫
ナイスヴィル―影が消える町〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150413606
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

その町では全米平均の五倍の失踪事件が発生する。そして、今また一人の少年が忽然と消失した! 不吉な運命に見込まれた町の住民たちに新たな悪夢が突きつけられる。実力派作家が巧緻に組み上げる大作。

内容説明

美しい南部の町ナイスヴィルは、いっぽうで全米平均の五倍もの頻度で失踪事件が発生する不吉な町でもあった。そして今また、学校帰りの一人の少年が忽然と姿を消してしまった。それも監視カメラの前から、一瞬のうちに、まるで掻き消すように。数日後、彼は思いもかけぬ場所から昏睡状態で発見される。はたして少年の身に何が起きたのか?そして一年後、ふたたび不気味な波動が町を覆いはじめる…注目のホラー小説!

著者等紹介

ストラウド,カーステン[ストラウド,カーステン] [Stroud,Carsten]
1946年カナダ生まれ。1983年にカナダのパトロール警官を描いたノンフィクションThe Blue Wallでデビューし、次いで1987年にニューヨーク市警殺人課を描いたClose Pursuitがベストセラーとなって注目を浴びた。その後1990年の『狙撃警官キーオウ』でフィクションに進出。同作でカナダ推理作家協会のアーサー・エリス賞処女長篇賞を受賞した。五大湖に面したサンダービーチ在住

山中朝晶[ヤマナカトモアキ]
1970年北海道生、東京外国語大学外国語学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

77
裕福な名家の老婦人、そして庭師の章は、映画『悪魔の棲む家』のあのシーンを彷彿とさせ、70〜80年代ホラーが好きな自分としては、非常にこの作品への今後の展開に期待は高まります!でもまだこの上巻ではホラー要素は少なく、ナイスヴィルの住人やそこで起こる事件などが丁寧に語られ、まだ物語は始まったばかり。迷わず下巻へゴーです!2016/05/20

HANA

58
アメリカ南部の町、一人の少年が消えた。そして一年後に新たなる事件が巻き起こって……。群像劇でキャラの視点が切り替わるために、冒頭の登場人物一覧が本当にありがたい。でも町で起きている事を複数の視点から見つめる事ができるので、この手法はあたりだと思う。当初ばらばらだった人間関係が繋がっていくのも面白いし。上巻では行方不明、銀行強盗等即物的な事件が続出するが、その背後で何かが起きているのがとても興味深い。町の過去に何かがあったというのは暗示されるのだけど。上巻一気読みしたので、この勢いのまま下巻に続きたい。2017/05/09

chiseiok

21
初っ端の主要登場人物のページ、人数の多さにまずビビる(笑)。読み始めてみれば、その短い章立てと、親切過ぎる章ごとのタイトル、絶妙のヒキで、思いの外スムーズには読み進められました。ただしたった360ページ(笑)しかないので、登場各キャラの為人と、その過去ないし現在進行のエピソードだけで上巻は終了。ミステリなのかホラーなのか、誰が善玉悪玉、敵味方、全く見えませんが、この多発事件詰め合わせ状況がどう収束してゆくのか楽しみです。上下巻x三部作の長丁場ですけど、『ミレニアム』みたいにどっかん来るかな?まずは下巻へ。2016/08/27

ロータス

21
昔ジョン・ソールにハマり、片っぱしに読んでました。似た様なモダンホラー作家さんを探し中です。さてこの本ですがホラー的な部分は本当に僅かです。しかも全く怖くないという…ハードボイルドまでは行かないけど、エグい暴力描写や銃等の詳細、銀行強盗や犯罪者や元特殊部隊所属の刑事等、『お〜い!ホラーはどこ行った〜!』って感じでホラーとは全く関係無い様な。(実は関係有るのか?)帯にはしっかり“ホラー大作”とあるのですが…下巻ではもう少しホラー要素が有るのではないかと期待したいと思います。(無かったらどうしてくれよう!)2015/10/25

さといも

19
登場人物の多さと、行方不明事件に銀行強盗に、鬱憤晴らし野郎にと、事件が一気に来て何がなんだか分からん!相関図書いてみたけれどそれを見ても分かんない。でも面白くないわけじゃない。どうなるんだろうってワクワク。ただ読むのを止めるのが怖い。止めちゃうと再開した時にまた、これは誰だっけ?って相関図探すのが面倒なだけ。ノンストップで読みたい。2019/01/15

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