出版社内容情報
四件の航空機事故で生き残った三人の子供たち。それは奇跡か、それとも破滅の前兆か?
内容説明
その日、世界の各地で四件の航空機墜落事故が起きた。墜落したのは、アメリカ、イギリス、南アフリカ、日本の航空機。乗員乗客、さらには地上でも多数の人々が犠牲となる。ところが酸鼻をきわめる現場から、生き残った三人の子供が発見された。それは神の為した奇跡か、それとも破滅の予兆なのか?やがてその波紋は、想像を絶する規模で世界中へと広がってゆく…巨大なスケールで描き上げる空前絶後のサスペンス大作。
著者等紹介
ロッツ,サラ[ロッツ,サラ] [Lotz,Sarah]
南アフリカのケープタウン在住。他にも、S・L・グレイ、ヘレナ・S・ペイジ、リリー・ハーンといった多くのペンネームで、ホラーやエロティカなどの合作作品を発表している。脚本家としても活動
府川由美恵[フカワユミエ]
1966年生、1997年明星大学教育通信部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
34
○ 世界各地で同じ日に墜落した4機の旅客機。乗員、乗客ともに全員死亡と思われた壮絶な現場で、3人の子供だけが生き残っていた。これは神の為した奇跡なのか。マスコミは生き残った3人を追い回し、事故で家族を失った遺族は家族の最期がどうだったのか聴きたがる。彼らには他の乗客の霊が取り憑いていると言い出す者や、彼らは神が遣わした黙示録の騎士で、世界の終わりを伝えるために現れたのだと言い始める牧師までいる。上巻では謎が全く明かされず、正直言って面白くはない。下巻でどう化けるのか期待しながら読みたい。2017/02/09
しましまこ
14
暗黒の木曜日<ブラック・サーズディ>アメリカ・イギリス・南アフリカ・日本の航空機が各地で次々墜落した。<ザ・スリー>と呼ばれる生き残った3人の子供達。事故後に出版されたノンフィクションを読んでく体裁。『薄気味悪い出来事の連鎖や急激な展開』があるらしいんだが、まだ大部分が痛ましい事故描写のインタビューや新聞記事。ラスト近くからようやく子供達に変化が… さて、面白くなるのか? 2015/08/30
けいちゃっぷ
7
世界各地で同じ日に4件の航空機墜落事故が起き、子どもばかり3人(4人?)が生存していた。 これは偶然なのか、それとも何らかの「意思」が働いているのか。 生存した3人(4人?)の子供に関わったりした人たちのインタビューやらWebの書き込みやらを集めたという体裁だが、まだ前半のせいか今ひとつ盛り上がりに欠けるな。 376ページ 2016/11/28
吉田 光貴
2
感想を書くのも皆さんの感想を読ませていただくのも下巻を読み終えてからにしたいと思います。2015/09/08
chaki
1
読み始めたらドキュメンタリーを観ているようで、日本も舞台の一つとなっていることもあり、どんどん引き込まれる。ほとんどがインタビューをまとめた感じで進みどこへ進んでいくのか判らず、飛行機の墜落事故が主軸になっていることもあり、なんだか不安になる。3人の子供たちに何があったのか、その周りの人たちはどうして変わっていくのか。このまま下巻へ。2015/12/01