内容説明
吸血鬼“マスター”は日の光を浴びせても倒すことができず、「悪疫」はニューヨークから世界じゅうに広まりつつあった。最後の頼みは謎めいた古文書『ルーメン』に記された秘密だけ…。セトラキアン老教授は、危機のなか開催されるオークションにこの古文書が出品されると知る。だが入手を試みる教授の前に、因縁ある邪悪な元ナチ収容所長の吸血鬼が立ちふさがる…。戦慄の大作ノンストップ・アクション・サスペンス。
著者等紹介
デル・トロ,ギレルモ[デルトロ,ギレルモ][Del Toro,Guillermo]
1964年、メキシコ生まれ。特殊メイク界から映画監督へ転身、メキシコ映画「クロノス」(’93)で監督デビュー。2006年には「パンズ・ラビリンス」でアカデミー賞三部門に輝いた。ハリウッドのヒットメーカー
ホーガン,チャック[ホーガン,チャック][Hogan,Chuck]
1995年、若くして書いた初長篇『人質』でディーン・クーンツに絶賛され、劇的なデビューを果たす。以降、巧みなプロットで読ませるサスペンスの傑作を次々発表している
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
36
最高っス。全ての展開が最高だけど「正義はかならず勝つんだ。最後には」のアンヘル捨て台詞後のマスク装着シーンには、もう涙が溢れましたよ!お決まりの演出とはいえ「死ぬなよ、銀の天使、くそ野郎!」とガスと一緒に叫びたいほど感動的でした。あと文庫2冊で終わっちゃうなんて読む前から終わるのが残念に思われるほど面白いです。このまま『永遠の夜(上巻)』行っちゃいます!2016/01/06
Alex
12
吸血鬼というよりはエイリアン型モンスターですね。私としては昔ながらのスーパーナチュラルな呪われた存在としての吸血鬼の方が好きですが、アポカリプス的な話も好きなので下巻は一気読みでした。3作目にも期待しています。2013/01/17
眠る山猫屋
11
後半、怒涛の流れは止まらない。予想された展開ではあるが、仲間たちに悲劇が。特にノーラと教授の運命に落涙。幻の古文書とメルトダウンには、意外なつながりが。そして消えた吸血鬼ハンター吸血鬼はいずこに… 孤立無援の人間たちに未来は訪れそうもないが… 大富豪の最後に溜飲の下がる思い。2013/03/11
ヴィオラ
8
本格的に人類の終焉が始まった。けれど、人間を完全に滅亡させたら食料危機に陥っちゃうって事で、ちゃんと計算して殺していくあたり、吸血鬼のほうが人間よりもよっぽど理性的かもしれん…(-_-;) 個人的に、耽美な話より男くさい話のほうが、吸血鬼と相性が良いと思っている人なので、今回の一番のポイントは「銀の天使」でした。カックイイ(≧ω≦)b2012/11/25
對馬 正晃
7
予感的中・・・やっぱり第2部は絶望的な話になるんですよねぇ。完結編は、ザックが大人になって、年老いたイーフたちと戦うんでしょうか??2021/05/18
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- 和書
- 東京週報 〈第4巻〉