ハヤカワ文庫<br> ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ (新訳版)

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ハヤカワ文庫
ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ (新訳版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784150412531
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

英国情報部“サーカス”の中枢に潜むソ連の二重スパイを探せ。引退生活から呼び戻された元情報部員スマイリーは、困難な任務を託された。二重スパイはかつての仇敵、ソ連情報部のカーラが操っているという。スマイリーは膨大な記録を調べ、関係者の証言を集めて核心に迫る。やがて明かされる裏切者の正体は?スマイリーとカーラの宿命の対決を描き、スパイ小説の頂点を極めた三部作の第一弾。著者の序文を付した新訳版。

著者等紹介

ル・カレ,ジョン[ルカレ,ジョン][le Carr´e,John]
スパイ小説の巨匠。1931年イギリスのドーセット州生まれ。オックスフォード大学卒業後、イートン校で教鞭をとる。その後、英国情報部の一員となり、旧西ドイツのボンにイギリス大使館の二等書記官として赴任、さらにハンブルクで領事を務めた。1961年に『死者にかかってきた電話』で小説家としてデビュー、第三作の『寒い国から帰ってきたスパイ』(1963年)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞と英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー賞を受賞した

村上博基[ムラカミヒロキ]
1936年生、東京外国語大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

487
スパイ小説という言葉から想像するものとは大いに違っている。私の想像が貧困かつ古いのだろうが、もっとハラハラと血湧き肉躍るものだとばかり思っていたのだ。ところが、ここに描かれるそれは極めて地味なものである。膨大な過去の記録の洗い直しと、これまた地味なインタビューが小説の大半を占めている。考えてみればスパイといえども官僚組織に組み込まれた公務員でもあるのだ。また、彼らの多くがオクスブリッジの出身者であることも意外だった(ル・カレ自身の経歴がまさにこれ)。これもまた一種のnoblesse obligeだろうか。2016/10/06

遥かなる想い

260
ルカレの著名なスパイ小説。 組織に潜む二重スパイを追うスマイリーを 軸に冷戦の時代を描く。 英国の作品らしく、頭脳戦・謀略戦中心で あるのが素直に嬉しいが..正直 やや頻繁な視点の入れ替わりと 軽妙過ぎる 筆致が読み手を困惑させる。だが こういった 読みにくさも含めてルカレの世界なのだろう。 冷戦崩壊も遠くなった今 ひどく懐かしさを 覚える本だった。2016/08/20

absinthe

201
読み難い!でも面白かった。独特の文体と訳?さらには人物の多さと呼称の変化。複合的な要因の所為か、どうしても頭に入って来ない部分もあった。間接的な言い回しが多く察しが良いことが本書解読の条件なのか。仲間5人の誰かが裏切り者。互いに位置のわからぬ潜水艦の戦いのようで、スリル満点。もぐらを突き止める安楽椅子のスパイ?のような趣。クライマックスはドキドキするし、話と何の関係があるかわからない学校の描写がつながった時、感動する。非情なスパイもまた人間なのだ。スマイリー3部作の第一巻。2021/08/09

Tetchy

162
“スマイリー三部作”の第1作は有名なキム・フィルビー事件を題材にした作品。諜報の世界は感情よりもイデオロギーや自国の利益が優先され、自国に有益な情報をもたらし、また敵国が被害を被るよう工作を施す。その存在はバレれば、命を絶つか、粛清される運命だ。つまり感情を排することこそが諜報活動では重宝されるが、作者はそんな諜報の世界に身を置き、それをテーマに作品を書きながら、敢えて人間を、諜報の世界に所属する人々の感情を描く。それ故作者のフィルビーの仕打に対して怒りが凄く、多分に反映しており、痛切に胸に響いてくる。2022/12/31

ケイ

120
そう、これなのだ、カレの魅力は。読みにくい、ややこしい。なのに、やめられない。映画で言えば、突然に画面がブツっと切れかわり、他の登場人物が語りだす。戸惑うのに、気づけはとんだ場面もなんか面白い。落ちこぼれるまいと必死でくらいつかねばならないのだ。とてもぶっ飛んでいるのに、彼らの仕事はスパイ。薄給で、命をかけ、友人や恋人、妻にも見捨てられ、時には国からも見捨てられ、体の一部を捨てることになっても、それでも真面目に働く。裏切り者=二重スパイは誰か。さて、スマイリーシリーズ、続きもいきますか。2015/10/30

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