内容説明
マットは逃げのびた。だがベリンジャーは殺され、その友人ジャバとともにマットは弟の生死を確かめようとする。一方、グレースは意外な情報を得た。エジプトの洞窟に、生ける聖人と呼ばれる神父が球体と同じ絵を描いたというのだ。彼女はエジプトへ飛ぶが、そこに球体が出現し、さらに思わぬ事態が。やがてマットとグレースは協力し、巨大な陰謀を暴き出す。『テンプル騎士団の古文書』の著者が描く壮大な冒険サスペンス。
著者等紹介
クーリー,レイモンド[クーリー,レイモンド][Khoury,Raymond]
1960年レバノン生まれ。ベイルートのアメリカ大学で建築学を学ぶ。大学卒業の数週間後、レバノン戦争が勃発したため国外脱出し、ロンドンで建築関係の仕事に就いた後、フランスのビジネス・スクールでMBA(経営学修士号)を取得した。その後、ロンドンの投資銀行で働くが三年で退職、映画産業に投資している銀行家と知り合ったことから脚本家としての道に進み、テレビや映画のプロデュースにも携わる
澁谷正子[シブヤマサコ]
1957年生、早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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