内容説明
英国の大学院生ルースは、母親のサリーが命の危険を感じて書いたという手記を読み、驚愕した。母は本名をエヴァ・デレクトルスカヤといい、第二次大戦中は英国の諜報員として対独情報工作やアメリカを参戦させる作戦にも加わっていた。だがそこで彼女は死の危機に見舞われたのだった。そして1976年の今、母から依頼された調査を始め、ルースは驚くべき事実を知ることに。コスタ賞最優秀長篇賞を受賞した本格スパイ小説。
著者等紹介
ボイド,ウィリアム[ボイド,ウィリアム][Boyd,William]
1952年、当時英国領だったガーナの首都アクラに生まれる。フランスのニース大学、スコットランドのグラスゴー大学、オックスフォード大学で学び、1980年から83年までオックスフォード大学のセントヒルダズ・カレッジで現代英文学の講師を務める。1981年に発表したデビュー作の『グッドマン・イン・アフリカ』で英国の主要な文学賞であるウィットブレッド賞の最優秀処女長篇賞とサマセット・モーム賞を受賞。その後次々と話題作を世に送り出し、2006年に9作目の長篇にあたる『震えるスパイ』を発表、ウィットブレッド賞を改称したコスタ賞の最優秀長篇賞を受賞した。ブルース・ベレスフォード監督で映画化された『グッドマン・イン・アフリカ』などの映画・テレビドラマの脚本も数多く手がけている
菊地よしみ[キクチヨシミ]
1951年生、東京大学文学部仏文科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケイ
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コージ
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