内容説明
ついにジェイクはレーナと再会するが、彼女は深く傷ついていた。悲惨な出来事が続き、夫も行方不明になったのだ。だがジェイクの愛情で、彼女は立ち直り始める。一方、米兵の死体の謎は深まるばかりだった。死体は大量の紙幣を身につけていた。しかし事件を追及すべきアメリカ占領軍上層部は沈黙しているのだ。ジェイクは調査を進めていくが、やがて目の前に巨大な政治的陰謀が…動乱の時代を背景に描くサスペンス大作。
著者等紹介
キャノン,ジョゼフ[キャノン,ジョゼフ][Kanon,Joseph]
1997年に、原爆開発のためのマンハッタン計画を背景にしたサスペンス小説『ロス・アラモス 運命の閃光』で作家デビュー。それ以前には長年にわたって出版社に勤務し、編集や経営に携わっていた。同書はアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞を受賞するなど高い評価を受けた
澁谷正子[シブヤマサコ]
1957年生、早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Cinejazz
6
壊滅したベルリンの街、非ナチ化、難民、闇市、売春など戦争という狂気の救いなき惨状のなか、アメリカ人将校の殺害を闇に葬り去ろうとする謀略が暗躍する背景には、宇宙ロケットの開発研究に関わっていたドイツ人科学者らの争奪戦が絡む政治的陰謀が隠されていた!…。〝「人を殺しておいて、ぬくぬくと生きているやつはどうするんだ? もうたくさんなのか?」「なあ、人を殺しといて、ぬくぬくと生きてるなんて、別段珍しくもなんともない話じゃないか。 自分の周囲を見てみろよ。 とりわけここベルリンを。 そういう時代なんだよ!」〟↓2024/09/01
yooou
0
☆☆★★★2007/04/29
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- 和書
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