内容説明
第二次大戦のヨーロッパの戦争が終結した直後、1945年夏。アメリカの雑誌特派員ジェイク・ガイスマーは、瓦礫と化したベルリンを取材で訪れた。この地には特別な思いがあった。戦前、CBS放送のベルリン駐在員だった彼は、数学者の妻レーナと恋に落ちたが、戦火が迫り別れたのだ。再会を願い、彼はレーナを捜し始めるが、その一方で歴史的なポツダム会談の取材に赴く。だが、そこで謎めいた米兵の死体と遭遇することに…。
著者等紹介
キャノン,ジョゼフ[キャノン,ジョゼフ][Kanon,Joseph]
1997年に、原爆開発のためのマンハッタン計画を背景にしたサスペンス小説『ロス・アラモス 運命の閃光』で作家デビュー。それ以前には長年にわたって出版社に勤務し、編集や経営に携わっていた。同書はアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞を受賞するなど高い評価を受けた
澁谷正子[シブヤマサコ]
1957年生、早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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