内容説明
編集部に借りたブランド服でいっぱしのファッション誌アシスタントらしくなったアンドレアだが、延々と続く奴隷生活に疲労困憊。親友や恋人と会う時間もないまま仕事関係のパーティばかりが増えていく。しかもイケメン作家にアプローチされたりして、ますます気持ちは昔の生活から遠ざかり―だけど本当にやりたかったのはこんなこと?迷った末にアンドレアの起こした行動とは?全ての働く女性に贈る痛快ストーリー。
著者等紹介
ワイズバーガー,ローレン[ワイズバーガー,ローレン][Weisberger,Lauren]
コーネル大学を卒業した1999年に、有名ファッション誌『VOGUE』に就職。編集長のアシスタントとして9カ月勤めた後、旅行雑誌社に転職し、記事を書き始める。その後、『プラダを着た悪魔』で小説家としてデビュー。ニューヨーク在住
佐竹史子[サタケフミコ]
早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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扉のこちら側
75
初読。2015年1213冊め。下巻に入ってもミランダについて「あの人はすごいのよ」という伝聞でしか語られないので有能さや魅力が伝わらない。物語も、仕事と恋と友情と、と入り混じってくるので冗長になってしまっている。映画のノベライズではなくこちらが原作なのだけれど、惜しい。ただ、仕事が猛烈にやりたくなる本。2015/12/16
NAO
57
個人的には、ミランダがそんなに勝手放題できるほどの人物とはとても思えなくて、ただただ意地悪おばさんにしか感じられなかったのが残念。誰もが憧れる華やかな仕事だからこそのギャップ狙いのコメディだということなのだろうが。ファッション業界の裏側を描いているということで人気を博した作品だが、主人公も上司もいつもきれていて、高級ブランドがこれでもかと出てくる割に、おしゃれしゃない。傲慢トップと放漫経営、まあ、すごくアメリカ的だとは思うが。2022/12/04
ごへいもち
25
一気読み。業界はもちろんだけどアメリカの「普通」の生活もなんだかなぁ2013/03/05
不見木 叫
16
アンドレアの成長や葛藤が描写を重ねる度に感情移入させてくる。ミランダのエスカレートする要求が喜劇的にすら思えてくる。2022/11/11
セントエルモのひーちゃん@青春のモノローグ
9
当然だが文として書かれているので、心の内面の動きが詳細に書かれていた。ファッションを一つの題材として据えられていたが、映像映えするのはもちろんのこと、映画のほうがよりファッションにスポットが当たっていたような気もする。絶えず変化する時流の中で、単純な自己表現でありながら多くの人間を魅了する世界の一角が垣間見えたような気がした。エンタテインメント作品として面白かった。映画よりも割と俗っぽい。し、個人的には映画のラストのほうが好きではある。 2013/06/14