• ポイントキャンペーン

ハヤカワ文庫
ラッキー・ワンダー・ボーイ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 458p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150410933
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

任天堂出身のプログラムマー、イタチ・アラキが作った伝説的ゲーム“ラッキーワンダーボーイ”。ほぼ到達不可能の隠しステージが用意されているというこのゲームの攻略に、アメリカのおたく青年アダムは青春のすべてを賭けた。恋も仕事も放り投げ、イタチが住むという日本の京都へと旅立ったのだが…はたして、幻のステージ3に待ち受けるものとは?パックマンなど懐かしのゲームが満載のアメリカン・おたく・グラフィティ。

著者等紹介

ワイス,D.B.[ワイス,D.B.][Weiss,D.B.]
シカゴ生まれ、シカゴ育ち。アイオワ大学大学院創作科を卒業後に発表した『ラッキー・ワンダー・ボーイ』の斬新さが批評界から絶賛され、華々しくデビューした。映画脚本も手掛けており、『ポセイドン・アドベンチャー』(リメイク版)や『エンダーのゲーム』の脚色にも参加している。ロサンゼルス在住

鈴木豊雄[スズキトヨオ]
1949年生、明治大学卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

unknown

6
これはなんとも奇作。凌遅刑を描写した残酷小説にインスパイアされた伝説のゲームの幻のステージを求める主人公、各所で幅を利かせるレトロゲーの薀蓄じみた解説&考察の数々、現実と虚構の境が溶け合いグジャグジャになる展開、著者のゲームに対する情熱と狂気が主人公を通してオーバーフロー気味にドライヴする、最高にB級な味わいのゲームオタク小説であり、ある種のSFというか幻想小説としても読める(…かもしれない)。ゲームが現実を凌駕し、アダム青年は8bitの情景の最果てを幻視する。彼こそが究極のゲーム脳と言えるかもしれない。2012/10/05

すけきよ

1
面白いのかつまらないのかも、よくわからない。というか、誉め所と貶し所が見えないんだよなぁ。非常に変な感触。何か不安になる。レトロゲームのようにぴゅぅぅぅん~~~と消える読後感。日本人の名前は、海外小説によくあるへんてこな名前ばかりなんだけど(イタチ・アラキってなんだよ)、作者はかなりの日本オタクカルチャー通。この辺のギャップから読み解いていくべきなのかな?2005/09/28

unknown

0
ドンキーコングの解説のくだりが笑える。「ポリーンは女のふりをした女の概念であり、多感なマリオの現実をドンキーとグルになって歪めている、ポリーンはドンキーの、ドンキーはポリーンの一部であり、ゆえに騙し方には同じ一面がある―つまり、堕落した世界。そこに私たちは生活しているというわけだ。」2012/10/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/69604
  • ご注意事項

最近チェックした商品