内容説明
娼婦、修道女、暴君、煽動者、予言者―多重人格者の女性画家ヘレンは、彼女を支持する画廊オーナーが殺害されるのを目撃した。中年刑事チーヴァーは事件当日の状況を調べる中、やがて彼女の中の“少女の人格”を知る。その無邪気な姿は、5歳で亡くなった彼の娘を思い起こさせた。チーヴァーは、娘として彼女を愛するようになるのだが…。哀しい過去に囚われた男と女の再生を描き出したロマンティック・サスペンス。
著者等紹介
ラッセル,アラン[ラッセル,アラン][Russell,Alan]
サスペンス、ユーモア・ミステリ、私立探偵小説などバラエティに富んだ作風で知られ、現在まで8冊の作品を発表している。1996年に発表した『傷痕』で、アンソニー賞とマカヴィティ賞にノミネートされる。カリフォルニア州カーディフ在住
匝瑳玲子[ソウサレイコ]
青山学院大学文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家
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