内容説明
妻子を殺したテロリストに復讐を果たし、砂漠地帯で静かに暮らす元海兵隊中佐ソロマン。友人の将軍から彼が受けた依頼は、驚くべきものだった。軍が創り出した超人が研究施設から脱走したので、捕らえるため力を貸してほしいというのだ。その超人は伝染病に冒され、新鮮な血液を求めて殺戮を繰り返しているという。暗黒の力で生を受け驚異的な戦闘能力と回復力を持つ超人と、歴戦の勇士ソロマンの壮絶な闘いが始まった。
著者等紹介
ハギンズ,ジェイムズ・バイロン[ハギンズ,ジェイムズバイロン][Huggins,James Byron]
1959年生まれ。アラバマ州立大学でジャーナリズムと英語を学び、雑誌記者として働く。その後、共産主義政権下にある東欧のキリスト教徒の地下活動を支援する組織に身を投じるが、再びジャーナリストとして活躍、警察官にもなった。アラバマ州在住
田中昌太郎[タナカショウタロウ]
1936年生、京都大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいへー
3
軍が極秘裏に進めるサイボーグ兵士計画。死体から作り出された魂のないサイボーグに何か悪しきものがとり憑いた! 古代の悪霊に支配されたサイボーグは研究所から逃げ出し殺戮を繰り返す。この世ならぬ力で無敵の魔人と化したサイボーグ兵士に対するは凄腕の元海兵隊員。はたして悪霊の目的は何か? 戦いはヴァチカンも巻き込んで黙示録の様相を呈していく。悪霊がとり憑いたサイボーグというアイディアだけでワクワクさせられるし、市街地で繰り広げられる銃撃戦がたまらない。多少展開に短調なところもあるが、伝奇的な謎解きも読みどころ。
ワッピー
3
封印されていた古代の遺跡で発見された巨大な人骨。時を同じくして極秘裏に軍の研究所で進められていた超人兵士カインが脱走。銃で撃っても死なず、恐るべき細菌を体内に有し、人間離れした怪力を持つカインを追うため、元陸軍中佐ソロマンが呼び戻される。死体から作られたカインはどこに向かうのか?バチカンの命を受けたイエズス会神父マーセルも絡み、カインの正体と狙いが次第に明らかになる・・・力ではかなわない相手を罠に追い込む頭脳戦もあり、軍事系アクションにオカルト要素を絡めたストーリーに弱いワッピーは頁に釘付けでした。2017/01/27
K.K.
0
まぁ、面白いんだけどな・・・。2014/10/13
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