内容説明
イザベルはニューヨークで活躍する写真家。年上の恋人ルークと一緒に暮らしはじめたが、彼には子供が二人いて、とつぜん子育てをすることに。仕事と家事を両立しようと努力するイザベルだが、子供たちはなついてくれず、しかもルークの先妻ジャッキーとは子育てをめぐって対立状態に。そんなある日、ジャッキーの病気が再発し、彼女たちの関係に大きな転機が訪れた…親子の愛情をこまやかに描く涙と笑いの感動のドラマ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みも
21
原題はStepmom(継母)邦題の出典は不明。奔放に生きてきた若いイザベル。倫理や道徳を重んじる元妻ジャッキー。間に立つのは温厚で中庸なルーク。3人の語りで進められ、12歳の娘と7歳の息子の育児を軸に騒動が起こり、2人が対立を繰り返しつつも、ジャッキーの癌発病を転機に母親とは何かを炙り出してゆく。随所に金言や教訓が散りばめられており、テクニカルに涙の流しどころを創出している。自分の境遇と設定が類似している。故に、子供と触れ合う場面は深く胸に染み入る。死によって子供から引き離される親の心情は察して余りある。2016/05/16
uburoi
1
ジャッキーはルークの別れた妻であり、アンナとベンの母親だ、カメラマンのイザベルはルークの現在の恋人で同棲中、アンナとベンも同居している。イザベラはクオークエクスプレスというソフトで編集もするカメラマンだ。アンナが男の子に振られた時、継母になるイザベルが仕返しの悪口を教授する。「耳デカ男!」「このフニャチン野郎! それからいくじなしのヘナチョコ腰巾着ども」「あんたには女心ってものがまるでわかってないのよ……あたしは、あんたみたいな、おしゃぶりの意味も知らないネンネとつきあってるひまはないんだから!」2017/01/22