内容説明
第二次大戦中、毛沢東とチャーチルの間で、香港租借期限の百年延長を記した密約書が調印されようとしていた。がだ書類をのせた飛行機が墜落、密約書は行方不明に。時は流れ1993年、密約書の存在を知ったマフィアは、利益を守るために香港返還を阻止せんと書類を探し始める。その企てを阻むため英情報機関の長ファーガスンは元テロリストのショーン・ディロンとともに、密約書が眠るというスコットランドの城にのりこんだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバメマン★こち亀読破中
18
「ショーン・ディロン」シリーズ第3弾!元IRAの闘士ショーン・ディロン が英国情報部のために働くという設定が面白い!第2次大戦中、毛沢東との間で結ばれた香港租借期限延長の密約書。1枚の紙をめぐるマフィアとの闘いがスコットランドを舞台に始まる。ゴルゴ13なみのに万能なデュロンの活躍ぶりはまさに“極上のエンターテイメント”。『鷲は舞い降りた』を読んだのは何年前だろう?やはりジャック・ヒギンズは素晴らしい。改めて彼の作品を読みたいと思いました~。2016/05/02
ふみふみ
15
ショーン・ディロン三作目。WW2末期に英国と毛沢東が密約した香港返還に関わる秘密文書を巡り、英情報機関とマフィアの争いが繰り広げられます。情報機関はボスである老獪で食えない男のファーガソン准将、厳格で正義感の強い女性警部ハンナ・バーンスタイン、そしてディロンと、チームの陣容が会話劇の妙(掛け合い漫才の楽しさ)で定まった感があります。重傷を負ったディロンの復帰に少林寺の達人老師が絡んだりと、漫画っぽい展開もありますが、ページをめくる手は止まらない。ディロン・シリーズは通勤時間をエンタメに変えてくれますね。2024/09/05
やえもん
13
ショーン・ディロンを知るととまらなくなってしまうシリーズであります。2013/09/17
May
2
ヒギンズ17作目。記録のため登録1998/04/01
ナイさん
1
面白い2024/08/30