内容説明
12年間の刑務所づとめを終えて、出所したばかりのトロイは、うまい話をもちかけられた。ロサンゼルスの大物麻薬業者のブツを強奪する計画だ。警察に通報される心配はないし、儲けは大きい。トロイは少年院時代からの仲間―金のためならば放火や殺しも辞さないディーゼルとすぐに頭に血がのぼるコカイン狂いのマッド・ドッグとともに計画を実行するが…非情かつ暴力的に、しかも独自の視点で犯罪者を描く、話題の長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デルタアイ
1
エドワードバンカーという作家はリアルだ やはり素人では書けないだろう犯罪者の視点から細かい仕草、クセ、専門用語などただ書いてるだけでもノンフィクション小説でいけそうなのに 加えて緊迫した不穏な空気を描くのが上手ときてる だから当然この作品は超一流の犯罪小説だ ☆9.22024/07/10
female_beetle
1
ディズニーのシーンがたまらない。2017/05/29
kanamori
1
☆☆☆2012/09/22
秋茄子@ナイス返ししない党党首
1
視点人物を1人に絞り、更正を望みながらも挫折していく主人公の心理を丹念に描いた『ストレートタイム』から一転、更正する気などさらさらない3人の悪党を主人公にすえ、スピーディーな犯罪物語を展開させていく。自由を求めて犯罪を繰り返す彼らだが、その果てに待つ運命はきわめて皮肉かつシビアである。2011/04/07
hikarunoir
0
バンカーにしては軽い。が、重い。