内容説明
つねに沈着冷静で、どんな犯罪者も無罪にすることから“氷の男”の異名をとる辣腕弁護士のナッシュ。だが心の底で彼は、依頼人たちが実は有罪なのではないかという思いに苛まれていた。そんな矢先、同僚の弁護士が婦人警官殺しの容疑で逮捕された。同僚の冤罪を晴らすべく法延に立ったナッシュを、思いもよらぬ罠が待ち受けていた!どんでん返しの連続でぐいぐい読ませる、『黒い薔薇』の著者の第二作。文庫オリジナル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
45
読友さんからのおすすめ。辣腕を振るいながらも弁護士デイヴィッドは自分が無実にした依頼人達が本当に無実なのか悩み、壁にぶち当たっていた。そんな折囮捜査中の婦警殺しで起訴された弁護士の弁護を引き受けるのだが・・・。最初にデイヴィッドの悩み、事件の背後や葛藤がしっかり描かれてる分後になる程のめりこみやすい。読者から見ると家族だけのアリバイ本当に?と思うんだけど、そこからの弁護士の職業倫理と良心を突かれた展開に雁字搦めにされていく展開にはこれどうなるの?との思いが止まらなかった。相当サディスティックだこと・・・。2024/05/01
kanamori
0
☆☆☆★2014/10/24
ブル-ス
0
面白かった。悪いやつでも腕のいい弁護士に依頼すると無罪にもなりうるってこわい。2014/04/14
ブル-ス
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これも読んでる。そしてはじめまして😁 読書メーターのおかげで健忘症発覚。2025/04/29
竜
0
冷静に考えると、あちこちに都合の良過ぎる展開があるのですけど(笑)、素直に面白かった。どうなるのか気になって終盤にかけては一気読みでした。タイトルはあまり合っていないような気がします。2022/08/27