内容説明
医学生ショーン・マーフィーは、特殊な脳腫瘍の治療にめざましい成果をあげているマイアミのフォーブズ癌センターに研修に来た。だが、研究心に燃えるショーンに対して、センターはなぜか秘密主義を押し通す。業をにやしたショーンは、追ってきたナースの恋人ジャネットとともに治療成功の鍵を探りだそうとする。やがて二人の前に、奇跡の癌治療の陰に隠された、恐ろしい事実が浮かびあがってくる!興奮の医学スリラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菱沼
1
再読。主人公ショーンの性格にはちょっとついていけない。若気の至りとはいえ、盗みまでするのはどうなのか。手段など選んではいられない状況だとしても、もう少しやりようはあったと思う。ジャネットの積極性はいいと思ったけれど、主体的なようでいて依存する部分もあり、主役のふたりになかなか感情移入ができなかった。それでも面白くはあったのだけれど。ロビン・クックは物語の背景に、病院経営の費用やアメリカの保険制度、それと対立するかのようなモラルを書くことがよくあると思う。医師として悩んだことがあるのだろうか。2024/10/22
のちおちゃん
0
☆☆☆★2000/01/06
ルウ
0
★2 若くて野心的な医学生が美人看護師を巻き込んで、珍しいはずなのになぜか多発する脳腫瘍の謎を解明し、巨大な陰謀を暴く話。今までで1番医学的な専門用語が多くて、どうやって病気に至ったのか丁寧に解説してくれてるんだけど、私にはサッパリだった。だから目がすべってなかなか読み進まない。もはや自分の頭の悪さが痛々しい。 2018/08/28