内容説明
ノルマンディ上陸作戦前夜、Dデイの最高機密を握る連合軍将校が演習中に行方不明となった。やがて、彼がナチ占領下のジヤージイ島に漂着したことが判明した。機密漏洩を恐れる連合軍首脳部は、英国陸軍大佐マーティノゥと島出身の女性セアラを救出に差し向ける。だが、身分を偽装して島へ潜入した二人を待っていたのは、驚くべき謀略を心に秘めた“砂漠の狐”ロンメル元帥との出会いだった。著者会心の戦争冒険小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
May
4
ヒギンズ9作目。記録のため登録1992/04/01
コマンドー者
3
ノルマンディー上陸作戦の秘密を知る高官の捕虜をドイツ領の孤島から救出するという設定と前半は面白いが、後半はあっさりと終わり過ぎの感もあるが、ヒギンズ作品の中ではまあ面白い方の作品か。2020/12/27
ハコ 108
3
それぞれの勢力がそれぞれの目的を果たそうとする間に、激突したり、思わぬつながり生まれたりするところに面白さがあった。ヒギンズ作品のなかで、この作品がどういう立ち位置にあるのかはわからないけれど、正直に言えばかなり気に入った。仲間内で秘密を話していたらそれを敵に聞かれてしまうっていう展開が多すぎな気がしたけど、まあ多少はね?古本屋で見かけたら、手に入れて損はないですよ。2017/09/30
竜
3
久しぶりのヒギンズ。手持ちで未読はこれが最後かな。戦争歴史秘話モノ。 まあ、「鷲は…」には及ばないけど、面白かった。 やっぱヒギンズはいい!2012/11/11
Richard Thornburg
0
★★★★★2011/11/18