ハヤカワ文庫<br> リトル・ドラマー・ガール〈下〉

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ハヤカワ文庫
リトル・ドラマー・ガール〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150406424
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

イスラエルとアラブとの熾烈な諜報戦の渦中に身を投じたチャーリィ。テロ組織の一員になることを申し出た彼女は、軍事訓練を受けるべくパレスチナの難民キャンプへ送り込まれた。そこで彼女が見たものは、果てしなき暴力と憎悪の応酬を続ける二つの民族の悲劇的な姿だった。やがて訓練を終えたチャーリィに、イスラエル要人暗殺の任務が与えられるが…。巨匠がスパイ小説に託して中東問題の本質に鋭く迫った衝撃の巨篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

105
イスラエルとパレスチナの戦いはやったらやり返す。しかも徹底的に、容赦なく。血を血で洗う復讐を行うがために連鎖が止まらない。「世界で最も手に負えない紛争」と呼ばれるこの2者の戦いは世界の歴史に学ばない者たちの争いの歴史だ。話し合いで解決しようとしない2者を愚かに思うだろうが、それが彼らの性(さが)なのだ。今なお続くこの2者の対立はいまだに多くの犠牲者を出している。血まみれの死屍累々の闘争。それに今現在ウクライナとロシアの闘争が加わった。いやはや今の世界は実に愚かに過ぎると思わざるを得ない、哀しいことだが。2023/06/14

yooou

10
☆☆☆☆★ イスラエルとパレスチナの今なお続く対立と紛争。パレスチナ問題を作り出してしまったイギリス・ヨーロッパの国々。そしてその三つ巴の対立関係のなかで利用され翻弄されていく主人公チャーリー。そして彼らの運命は。この救いのなさ、出口のなさを40年も前に抉り出しているル・カレの慧眼さに驚く2022/08/08

ネムル

9
イスラエルとパレスチナの緊張を中立に冷静に描いている印象。だからこそ、読者は一方に肩入れ出来るようになっている。ただしオスロ合意以前の91年の解説(双方しっかり話し合うべき)だけでなく、2015年に復刊した時点での解説を新たに付すべき。これは早川書房の怠慢ではないか。2024/06/16

Taxxaka_1964

7
上巻の延々と続く(とはいえ魅力的な)背景説明と、チャーリィのスパイとして鍛えられていく「演技」の過程が嘘のように、下巻は手に汗握る展開と、パレスチナ側の様々な魅力溢れる人物たちとの出会いが、ル・カレ特有の行間の魅力を際立たせる。そして淡々と行われるスパイとしての「演技」。最後のジョゼフとの真の出会いが、この厳しい物語を救ってくれる。2024/09/06

コージ

5
「テロとの戦い」を描くのであれば、テロリスト側を悪として徹底的に叩くのが普通。本作品はモサドVSテロリストであるが主題はイスラエルVSパレスチナで、どちら側にも正義がありどちら側にも戦う大義名分がある。それを肩入れせず中立の立場で描いてるのが凄い。自分なんかは後半の怒涛の展開でパレスチナ側に肩入れして読んでしまった。本作品の70%ほども理解していないと思うから、いつか再読の筆頭になると思う。2020/05/17

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