内容説明
風薫る初夏のパリ。今ここで核軍縮を目ざす東西五大国サミットが開かれようとしていた。続々と到着する各国代表団、そして報道陣。その中に四人の男女の姿があった。ケネディ暗殺は東側の陰謀と確信する元花形記者ドイル。無能の烙印を押されたアーンショウ前大統領。スキャンダルで国を追われたダンサー、メドラ。機密漏洩の疑いで職を解かれた元軍縮専門家ブレナン。地位も名誉も失った彼らは、再起を賭けてパリに集まったのだ。だが、そこで待ち受けていたのは、世界平和を脅かす恐るべき陰謀だった!圧倒的迫力で描く超大型国際謀略小説。
感想・レビュー
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Cinejazz
11
196×年初夏のパリ。東西5大国(米・英・仏・中・ソ)の首脳による核軍縮サミット開催の舞台裏で、世界平和の理念を脅かす恐るべき陰謀が画策されている…。J.F.ケネディ暗殺事件(1963年)の単独犯行を完全否定し、国際的陰謀の暴露本の原稿を抱える米国人ジャ-ナリスト。決断力の欠如と無能の烙印を押された米国前大統領。スキャンダルの罠で国を追われたストリップ・ダンサ-。国家機密漏洩の疑いで解雇された米国政府軍縮局の元職員。…地位も名誉も失った4人の男女の再生の望みを賭けた運命の大きな歯車が、↓2024/12/01