内容説明
ニューヨークの下町ブルックリンで2人の警官の惨殺死体が発見された。拳銃を抜く間もなく息絶えた2人の喉は鋭い牙で引き裂かれ、そのまわりには無数の獣の肢跡が。だが、その肢跡は犬のものでも、狼のものでもなかった。犯人捜査にあたったニューヨーク市警の古参刑事ジョージ・ウイルソンと女性パートナーのベッキィ・ネフはやがて恐るべき真実をつきとめた…。大都市ニューヨークを舞台に、斬新なアイディアで描き出す、かつてない恐怖とサスペンスの世界!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベック
1
本書に登場する狼男は、満月の夜に変身するあの映画でおなじみの狼男ではない。彼らは人が闇夜を恐れていた昔からこの地球上に存在したひとつの『種』として描かれている。本来なら憎むべき敵であるウルフェンなのだが、彼らが築きあげてきた歴史は、けっして陽をあびることのない悲哀に満ちており、この地獄からの使者のような彼らにも守るべき家族があるというバックグラウンドが描かれて、狩るものと狩られるものという構図に奥行きを与えている。2005/09/15
ギャラクシーアイ
0
テンポ良く読め、結構面白かったですが、もう少しく怖いかと思いましたが、それほどではありませんでした。2010/06/19
丰
0
Y-202007/08/01