ハヤカワ文庫<br> 若き獅子の船出

ハヤカワ文庫
若き獅子の船出

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  • サイズ 文庫判/ページ数 209p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150402150
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くたくた

47
もともとジュニア向けに執筆された一冊だそうで、英国での発表順だとボライソーシリーズ8冊目だったそう。道理で小学生のころ、主人公の冒険にワクワクしてページをめくった気持ちを思いだしたわけだ。若きリチャード・ボライソー16歳、士官候補生時代の活躍。さすがに「艦長の女」は登場せず(笑)、純粋な冒険活劇の仕上がり。ボライソーの造形が、これまで読んできたリーマンの主人公達でいえば、『リライアント』のシャーブルック艦長の若い頃といった感じで、ケント=リーマンを実感する。彼とこれから長い海路を共にするのだ。2020/07/26

鐵太郎

7
1756年生まれ、1815年戦いの中で死ぬ、というのがボライソーの定まった運命ですが、このシリーズが走り出したのは1968年の「栄光への航海 To Glory We Steer」から。若き日というより幼い日のボライソー16歳の冒険がこれ。現時点でこのシリーズで、ボライソーの生涯の一番最初の姿を描いたものです。「下から目線」で見上げる74門艦のなんと重いこと。じろりと視点を流すだけの雲の上にいる艦長や、その下に居る海尉たちの存在の大きさ。ここから始まったんだね、海の男ボライソーの生涯は。2011/12/15

とらやん

3
実は「提督ボライソーの最期」を読んでたんだけど、 長年親しんだ主人公が戦死するのには忍びなくって、 逃げたしたのでした。 で、代わりに読んだのが、 この帆船シリーズ第一巻の再読です。 ゆくゆくは提督まで上り詰めるボライソーですが、 今はまだ16才の士官候補生。 意地の悪い海尉にいじめられながら、走り回ります。 帆船物と言うより、ジュブナイルに近いですね。2018/09/14

白玉あずき

3
これは面白い。主人公とともに冒険できます。いつ死ぬかわからぬ厳しい舟の生活。慢性的人手不足のため、強制徴募で拉致された乗員までが、船全体のために命がけで戦うようになるのがすごいなあ。上官の命令は絶対だし。女には生理的になかなか受け入れられない生活だと思う。海賊、奴隷商人、知らなかった歴史をたっぷり楽しめます。2012/08/26

梓川十三

3
ホーンブロワーシリーズを読み終わったのでこんどはボライソーに手を出す。文庫としては薄いが、文字は結構詰まっていて読み応えがあった。ホーンブロワーを読み終わったからこそやっと帆船用語が理解できる。やっぱ海洋冒険物は燃える。日本にはあんまり無いジャンルで目新しいのもあるし。 2011/01/19

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