ハヤカワ文庫 恐怖の関門

アリステア・マクリーン/伊藤哲（１９２５－）

早川書房（1977/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 371p／高さ 16cm
• 商品コード 9784150401351
• NDC分類 933
• Cコード C0101

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ボブ]

ヒギンズが売れまくるまでは、冒険小説の王者と言われただけのことはある。冒険物というより、スリラーって感じ。謎解き、ラストの緊迫感、主人公の虚しさ。いやマクリーン評価し直さなきゃならないな！！読み易い活字で再版希望、最近の冒険小説より面白いと思う。

2021/02/06

[K.K.]

急な場面の展開や突然現れる登場人物に「？」な印象を抱きながら読み進めていると、クライマックスの場面で合点が行くという、流石！と思わせる内容。主人公が苦労しながらも活躍するあたり、古き良き英国冒険小説の伝統が感じられ、読後感も爽やか。もっと知れ渡ってもいいのにな（廃版なのが惜しい）。読んで良かった。

2015/05/23

[ササジマシュンイチ]

冒険小説にミステリ要素もプラス。二転三転しながら張られた伏線が最後に回収されていく。逃げ場のない空間に閉じ込められた状況での敵役との対決シーンもいい。立場が変わって主人公に追い込まれた敵役が崩れていく様は 、少し快感でもあるしｗ。スピード感もあるし、ドキワクシーンも多い名作。

2014/06/25

[ベック]

ミステリとして秀逸。なにがなんだか理由がわからない一連の出来事がラストですべて整然と解き明かされる快感。

[ちび丸]

★★★★★　再読

2017/03/12